ジァンジァン終焉![]() ねぶた祭に竹山を想い、恐山に寺山の姿をみる。
伝説の小劇場ジァンジァンの劇場主・高嶋進が描く、人生とは、死とは。魂の列島巡礼記。ジァンジァン3部作完結篇 サブカルの聖地・渋谷ジァンジァン。その劇場主だった高嶋進は、その舞台裏とさまざまな出会いを『ジァンジァン狂宴』『ジァンジァン怪傑』(ともに左右社、2013)ではじめて語った。語られる幾多の出会いの中でも、とりわけ強烈な〈魂〉の存在を著者に焼き付けていったのは、高橋竹山であり、寺山修司であった……。 彼岸に渡りし友を追悼し、終焉の地を探して青森のねぶた祭、長崎の精霊流しを見、霊場恐山の地獄をめぐる。己の内面に錘を下ろし、幽明の境で思索する魂の巡礼記。ジァンジァン3部作完結篇。 もくじ 八十歳の朝だ 竹山ねぶた 恐山 眠れない島 雪 月に憑かれて 甲斐駒ケ岳 高月山 岩木山 甲斐駒に死す 遠い日々 空 あとがき 高嶋進(たかしま・すすむ) 記事・書評 |