絵はがきの別府 古城俊秀コレクションより

絵はがきの別府_オビ付3刷_h500
  • 著者:松田法子 監修:古城俊秀
  • 装幀:安藤一生
  • 定価:本体3500円+税
  • A5判/316ページ
  • ISBN978-4-903500-75-1 C0021

国民的人気番組「ブラタモリ」で2週にわたる別府特集! 著者・松田法子氏が別府近代史の案内人として出演します。
数万枚におよぶ驚きの写真絵はがきコレクション。その中核をなす近代別府を写した600枚から、木造旅館が建ち並び開発されゆく別府、その賑わいと行き交う人びとのくつろぎの笑顔がみえて来る。
いつまでも見飽きない近代日本史・別府篇、3刷出来!



賑わう町並み、たちならぶ高層木造旅館、訪れる外国人観光客、定期客船や鉄道などの発達して行く交通網。
写し出されたさまざまなものから、「別府の時代」がいきいきと甦る。
カラー掲載多数の豊かなビジュアルに、最新の研究成果で裏付けられた泉都・別府の発展史を添えた、類例を見ない1冊。

[目次]
絵はがきに魅せられて  古城俊秀
はじめに—写真絵はがきと別府

第一章 渚と泉
1 渚のある温泉町的ヶ浜—別府イメージの生成と写真絵はがき
2 港町別府大阪商船と別府の近代
3 海水浴と砂湯別府の天然砂湯

第二章 大別府
4 別府の古層別府と火山、火山神/別府と沿海諸地域/災厄の記憶
5 別府八湯 浜脇 殷賑の温泉場/朝見 八幡宮の門前町/観海寺 眺望と高燥の地/堀田 街道の分岐点/明礬 生産の温泉場/鉄輪 古式を伝える温泉場/柴石 醍醐天皇と後冷泉天皇の入湯伝/亀川 街道筋の温泉場/高原 〈別府〉のひろがり
6 町並み町並みの地勢
7 共同温泉浴場温泉町のインフラストラクチャー
8 温泉源開発湯脈の上の都市
9 旅館海岸通/港町・竹瓦/埋立地/駅前/流川/豊前道/田の湯・上田の湯/不老町/濱脇/ホテル/観海寺/鉄輪/亀川/明礬/柴石

第三章 別府とその世紀
10 温泉町の博覧会ふたつの大イベント
11 遊園地少女歌劇とケーブルカー
12 公園
13 別府の土地開発海岸線の変貌と土地会社
14 軍の療養地「無敵艦隊大歓迎」/傷病兵と別府
15 水際の遊廓
16 芸妓と料亭
17 電車と汽車別府の電気鉄道/別府と汽車
18 創られる名所
19 地獄江戸時代の地獄/地獄の近代
20 自動車地獄めぐりと自動車/拡大する別府観光圏
21 飛行艇広がりゆく別府のイメージ

コラム 別府港のパノラマ絵はがき/写真絵はがきの製作発行者/旅館業の社会と空間/相場師と観光 油屋熊八伝再考
付録 さまざまな絵はがき 封緘絵はがき/パノラマ絵はがき/イラスト・絵画の絵はがき/別府の郵便・郵便局/記念絵はがき・記念スタンプ・記念切手
   絵はがき製作年代の見方
おわりに
参考文献/索引
松田法子(まつだ・のりこ)
1978年生まれ。博士(学術)。都市史・建築史。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻学術支援専門員(本書執筆時)。別府や熱海など近代日本の巨大温泉都市を主なフィールドとする。日本観光研究学会学会賞(奨励賞、2009年)。
古城俊秀(こじょう・としひで)
1941年生まれ。日田郵便局をはじめ、普通局の郵便・会計・総務職をつとめ、2003年大分萩原郵便局長を最後に退職。郵趣家。日本郵趣協会に所属し、郵便史に造詣が深い。
書評・記事
JAPANESE BOOK NEWS Vol.75 SPRING 2013 吉見俊哉
読売新聞 夕刊(西部版、福岡、山口、大分県内) コラム「風紋」
図書新聞 2012年9月15日号 中山士朗「湯煙の歴史に根ざした、〈記憶の継承〉」
暮しの手帖 第61号(winter 2012-2013) 「私の読んだ本」
日本経済新聞 2012年8月6日 文化面「別府の歴史 絵はがき慕情」
朝日新聞 2012年7月15日 荒俣宏「画像で辿る 温泉都市の発展」
月刊「セーノ!」2012年7月号 「驚きのコレクション、本になる」
読売新聞 2012年7月1日 三浦佑之「温泉街の移ろい伝える」
朝日新聞 2012年6月6日 大分版「泉都・別府の黄金期、絵はがきでたどる」
毎日新聞 2012年6月5日九州版 「別府誕生史、絵はがきでたどる」
大分合同新聞 2010年5月25日 「絵はがきから見た別府の移り変わり」