内藤礼〈母型〉

  • 著者:内藤礼 聞き手:中村鐵太郎
  • 装幀:戸田ツトム
  • 定価:本体1700円+税
  • A5判並製/106ページ
  • 2009年12月20日 第一刷発行
  • ISBN978-4-903500-21-8

独自のインスタレーション作品等で知られる現代を代表する芸術家・内藤礼が、初期の作品から現代まで、その方法や意識、感覚を語り尽くす。【2刷】
[目次]

〈空間作品〉という仕事
ただひとつの作品、ただひとつのテーマ
最初の衝撃、精神的な居場所
マクロとミクロの距離感を拡大する、空間と時間
場所との出会い、地上にいること
コントロールを超えたところに

1人で見ること、純粋な出会い
対称性、外部と内部、非日常から日常へ
人のいる風景、〈世界へ送り返す〉こと
気づき。〈人間が新しいものをつくることはない〉
フィクションとリアリティ
〈日本〉という視線
〈母型〉に向かって
〈これ以上さわってはいけない〉ーー質疑応答
内藤礼(ないとう・れい)
1961年、広島生まれ。
《Apocalypse Palace》《遠さの下、光の根はたいら》《地上にひとつの場所を》などで独自のインスタレーション表現を確立、美術界内外の注目を集める。
香川県直島の旧民家を素材とした《このことを》をはじめとする、観客が1人ずつ入って鑑賞する展観スタイルは、ドイツ・フランクフルトのカルメル会修道会における《Being Called》や、ヴェネチア・ビエンナーレにおける《地上にひとつの場所を》でも衝撃を与えた。《返礼》《母型》などを経て、最近展はペインティングを主体とする《color beginning》。
著書に『世界によってみられた夢』『地上にひとつの夢を』。

中村鐵太郎(なかむら・てつたろう)
1953年、神戸生まれ。
詩人。 一橋大学経済学部卒業。
詩集『いかに漕ぐらん』『はたらきと背馳』、詩論『詩についてーー蒙昧一撃』、『西脇順三郎、永遠に舌を濡らして』。共編著『宮本常一写真・日記集成』など。
書評・記事
母と友 2010年5月号 茂木健一郎「小さくて、それでいて光を放つ」