翻訳問答2 創作のヒミツ

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  • 編著:鴻巣友季子
    ゲスト:奥泉光・円城塔・角田光代・水村美苗・星野智幸
  • 装幀:奥野正次郎(pororoca)
    カバー装画:いとう瞳
    章扉装画:佐々木一澄
  • 定価:本体1700円+税
  • 四六判並製/232ページ
  • 978-4-86528-132-3

あの名対局から1年! 今度の相手はてごわいオールスター小説家軍団! 読み手・翻訳者・創作者の3役を演じて見えてくる言葉の奥深さ…物語が生まれるとき、作家のアタマの中ではこんなことが起きていたなんて!
『吾輩は猫である』『雪女』『アラビアンナイト』など世界の古典を新・名翻訳で楽しむ大人のエンターテイメント。原文という船に乗ってどこまでも遠くへ行けるから、翻訳は怖くて、深くて、おもしろい。



[目次]
はじめのごあいさつ
翻訳問答ルール
奥泉光
 I Am a Cat あいあむあキャット/キャット・イン・ザ・ライ/私、猫なんです
円城塔
 The Bumboo-cutter and the Moon-child 竹刈り人と月の子供/バンブー・カッターと月の娘
角田光代
 The Snow Woman 雪女/雪女/雪女
水村美苗
 Wuthering Heights 嵐が丘/嵐が丘
星野智幸
 The Arabian Nights 『アラビアンナイト』より「漁師と魔神」/亜羅毘暗那威斗/千夜一夜物語
記事・書評
西日本新聞 2016年3月13日読書面 松村由利子さん
こうのす・ゆきこ
東京生まれ。英語文学翻訳家。お茶の水女子大学修士課程在学中より翻訳・文筆 活動を開始。J・M・クッツェー『恥辱』(ハヤカワepi文庫)、トマス・H・クック『緋色の記憶』(文春文庫)、ヴァージニア・ウルフ『灯台』(河出書房新社)など、手掛けた翻訳書は60冊以上。エミリー・ブロ ンテ『嵐が丘』(新潮文庫)の新訳が大きな注目を集める。ほかの著書に『全身翻訳家』(ちくま文庫)、『明治大正 翻訳ワンダーランド』(新潮新書)、『熟成する物語たち』(新潮社)、『翻訳教室 はじめの一歩』(ちくまプリマー新書)、『本の森、翻訳の泉』(作品社)、片岡義男との共著『翻訳問答』(左右社)など。毎日新聞書評委員。

おくいずみ・ひかる
山形県生まれ。作家。1986年『地の鳥、天の魚群』を「すばる」に発表しデビュー。著作に『ノヴァーリスの引用』(野間文芸新人賞)、『石の来歴』(芥川賞)、『『吾輩は猫である』殺人事件』、『東京自叙伝』(谷崎潤一郎賞)ほか多数。翻訳書に『ノアのはこぶね』『クリスマスのおはなし』など。

えんじょう・とう
札幌生まれ。作家。2007年『オブ・ザ・ベースボール』(文學界新人賞)でデビュー。著作に『烏有此譚』(野間文芸新人賞)、『道化師の蝶』(芥川賞)、『シャッフル航法』ほか多数。英語翻訳された作品に『Self-Reference ENGINE』(Terry Gallagher訳)、現代語訳に『雨月物語』(池澤夏樹=個人編集 日本文学全集11)など。

かくた・みつよ
横浜生まれ。作家。1990年「幸福な遊戯」(海燕新人文学賞)でデビュー。著作い『まどろむ夜のUFO』(野間文芸新人賞)、『ぼくはきみのおにいさん』(坪田譲治文学賞)、『キッドナップ・ツアー』、『空中庭園』、『対岸の彼女』(直木賞)、『八日目の蝉』、『紙の月』ほか多数。翻訳絵本にインクヴァンパイアシリーズがある。

みずむら・みなえ
東京生まれ。作家。12歳で渡米。プリンストン大学などで日本近代文学を教える。著作に『續明暗』(芸術選奨新人賞)『私小説 from left to right』(野間文芸新人賞)、『本格小説』(読売文学賞)、『日本語が滅びるときー英語の世紀の中で』(小林秀雄賞)、『母の遺産ー新聞小説』(大佛次郎賞)ほか。

ほしの・ともゆき
ロサンゼルス生まれ。新聞社勤務ののちメキシコに留学。97年「最後の吐息」(文藝賞)でデビュー。著作に『目覚めよと人魚は歌う』(三島由紀夫賞)、『ファンタジスタ』(野間文芸新人賞)、『俺俺』(大江健三郎賞)、『夜は終わらない』(読売文学賞)、『呪文』ほか多数。共訳書に『サッカーと11の寓話』。