愚者の説法 賢者のぼやき

  • 著者:重金敦之
  • 題字レタリング:糸賀洋子
  • 定価:本体1800円+税
  • B6判並製/232ページ
  • 2012年8月30日 第一刷発行
  • ISBN978-4-903500-79-9 C0095

松本清張、池波正太郎、渡辺淳一らを長年担当してきたベテラン文芸編集者の日々のあれこれ。
震災後の1年間の人びとの心の動きとメディアを巡って綴られたエッセイ43篇。
『作家の食と酒と』『編集者の食と酒と』につづくエッセイ集第3弾。



[目次]
頑張るとは、どういうことなのか
井上ひさしと東北の風土
芥川賞『きことわ』の評判
相撲の八百長問題と雑誌ジャーナリズム
戦友ともいうべき二人の編集者が亡くなった
料理は「完成」するものなのか
『謎解きはディナーのあとで』の〈プロヴァンス風のフォアグラ〉
川端康成賞を受賞した津村節子さん
田崎真也さんの「黄綬褒章」受賞
小島政二郎『食いしん坊』 うまい物好きがみた文壇裏面史
原発事故と池波正太郎
なでしこジャパン 熊谷紗希選手のツイッター騒ぎ
向田邦子という生き方
老人のセックスに一石、渡辺淳一の『天上紅蓮』
「他人ごと」と書いたら、「たにんごと」としか読めないではないか
シルクロードの風が撫ぜた顔と砂に触れた手
ワインを表現する言葉は、難しいけれども楽しい
お節料理の栄光と現実
新年に考える芸妓と関取、作家の名前
東日本大震災と、「断捨離」。そして古書の値段
原辰徳家から見る球界の構造的問題
「絶望」の果ての「ユーモア」と「笑い」の相克
あとがき
書誌
重金敦之(しげかね・あつゆき)
1939年東京生まれ。元朝日新聞社編集委員。「週刊朝日」編集部在籍時に池波正太郎、松本清張、結城昌治、渡辺淳一など多くの作家を担当した。大学教授を経て、文芸ジャーナリスト。食の分野にも造詣が深く、料理に携わる人たちからの信頼も厚い。「食彩の文学事典」を「小説現代」に連載中。日本文藝家協会、日本ペンクラブ、食生活ジャーナリストの会、各会員。『すし屋の常識・非常識』(朝日新書)のほか、『作家の食と酒と』『編集者の食と酒と』(ともに左右社)、最新刊は『池波正太郎の江戸料理を食べる』(日本料理店「分とく山」総料理長の野﨑洋光氏との共著、朝日新聞出版)。最新刊は『愚者の説法 賢者のぼやき』(左右社)。
書評・記事
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