この骨の群れ/「死の棘」蘇生

  • 著者:高嶋進
  • 装幀:鈴木美里
  • 定価:本体1800円+税
  • 四六判並製/208ページ
  • 978-4-86528-151-4

伝説の小劇場ジァンジァンの劇場主には、やり残したことがあった。それは「死の棘」を舞台に載せること――。島尾敏雄との約束が三十余年のときを越えて実現する。特別な想いを寄せた沖縄、奄美で出会った高貴な魂、仲吉史子、石川文洋、屋良文夫そして島尾敏雄とミホとの交友を描く自伝小説第5弾。


沖縄の人は愚直だと云われてきた。正直すぎて気がきかないと。
だが、外観と内面の間にヴェールは無い。素直に心と心で繋がれる。疎外は無い。
沖縄人に、「沈む船」からの脱出術を探る。
「腐れナイチャー」を彼我自認し、一歩前に出る勇気を思索する。(「腐れナイチャー あとがきに代えて」より)

[目次]
この骨の群れ
  この骨の群れ
  戦火の不死鳥
  ジャズ弾く老子
  あけもどろの花咲く
「死の棘」蘇生
  オペラ「死の棘」
腐れナイチャー あとがきに代えて


高嶋進(たかしま・すすむ)
1932年、新潟県生まれ。青山学院大学文学部卒業。1969年渋谷ジァンジァン、77年名古屋ジァンジァン、80年沖縄ジァンジァン、83年座間味ジァンジァンを開設。小劇場ジァンジァンの舞台裏を自伝的小説『ジァンジァン狂宴』『ジァンジァン怪傑』『ジァンジァン終焉』の三部作に描く。ほかに『八十歳の朝から』がある。