心をめぐるパラダイム 人工知能はいかに可能か

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  • 著者:西川泰夫
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体1800円+税
  • B6判並製/224ページ
  • 978-4-86528-126-2 C0311

こころとは一体何か? 神聖で不滅の〈魂〉なのか、それとも良く出来た〈コンピュータ〉に過ぎないのか? アリストテレスの昔から、最新の人工知能研究まで、人類の探究の歴史をわかりやすくたどる心理学史物語。幕末から戦後へ、日本の心理学がたどった数奇な運命も1章を設けて解説します。
「本書は「心理学とはいかなる学問か」という問いへの解答の試みである。現在の心理学の多彩な世界、その奥行きと広がりを、表面的に展望するのではなく、心理学の根幹を支える仕組みや考え方、認識の枠組みとなるいわゆる「パラダイム」の展開を描くことを基本に据えて本書は書かれている。その歴史的変遷、心理学史的観点から、「今あるような心理学はなぜそのようにあるのか」という、重要な問いへの答えの一端を明らかにしたい。」
(「はじめに」より)


[目次]
まえがき
第一章 心とは何だろうか
第二章 心をめぐる思索 アリストテレスの心理学
第三章 「心理学」という表記の成立
第四章 新心理学とは何か 近代科学革命と科学的実験心理学
第五章 精神物理学から生理学的心理学へ
第六章 日本の心理学
第七章 新心理学、科学的実験心理学の自立
第八章 パラダイム・シフト 意識心理学から行動心理学へ
第九章 新行動論と心の理論
第十章 認知心理学の台頭 情報処理システムとしての心
第十一章 情報処理システムとしての心の仕組み
第十二章 第一次認知革命
第十三章 第二次認知革命へ
おわりに
主な参考文献(読書案内)
書評・記事
「小説トリッパー」2016年春号 永江朗「永江堂書店 第49回人工知能を考える10冊
西川泰夫(にしかわ・やすお)
心理学史、認知科学。文学博士、上智大学名誉教授・放送大学客員教授。主な著書に『心とは何か―環境と人間―』『ブラック・ボックス的人間論』(講談社)、『心の科学のフロンティア』(培風館)、『行動医学』(講談社)、『認識のかたち』(誠信書房)などがある。