哲学の原点 ソクラテス・プラトン・アリストテレスの知恵の愛求としての哲学

  • 著者:天野正幸
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体3600円+税
  • B6版並製/400ページ
  • 978-4-86528-149-1

哲学とはいかなる営みなのか。ソクラテス・プラトン・アリストテレスに哲学史2400余年の原点を訪ね、思考の筋道が甦るギリシャ哲学入門。

プラトンは「イデア」という語を実は二義的に用いているということである。このことにプラトン研究者たちは着目していないし、おそらくプラトン自身も気づいていなかったのであろう。(第五章「仮説的イデア論Ⅱ」より)

[目次]
まえがき
第I部 ソクラテス
 第一章 ソクラテスの「知恵」『ソクラテスの弁明』
 第二章 ソクラテスのエレンコス プラトン初期対話篇

第II部 プラトン
 第三章 プラトンは超越的イデア論者か
 第四章 仮説的イデア論Ⅰ 『パイドーン』
 第五章 仮説的イデア論Ⅱ 『国家』
 第六章 イデア論の再検討 『パルメニデス』
 第七章 「エピステーメー」概念の再検討Ⅰ 『テアイテートス』
 第八章 「エピステーメー」概念の再検討Ⅱ 『テアイテートス』
 第九章 分割法 『ソフィステース』『ポシーティコス』
 第十章 イデアのコイノーニアー 『ソフィステース』

第III部 アリストテレス
 第十一章 アリストテレスにとっての「哲学」 『形而上学』
 第十二章 「ト・オン・レゲタイ・ポラコース」 『形而上学』
 第十三章 本質をめぐる議論Ⅰ 『形而上学』
 第十四章 本質をめぐる議論Ⅱ 『形而上学』
 第十五章 論証理論 『分析論後書』
あとがき
天野正幸(あまの・まさゆき)
ギリシャ哲学。東京大学名誉教授。主な著書に『イデアとエピステーメー−プラトン哲学の発展史的研究』『正義と幸福−プラトンの倫理思想』(東京大学出版会)がある。