社会調査 しくみと考えかた

  • 著者:原純輔
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体1850円+税
  • B6並製/256ページ
  • 978-4-86528-165-1 C0336

世論調査、選挙予想、マーケティング、福祉調査、アンケート。いま世の中に氾濫する社会調査を正しく理解し、有益なツールとするための基本を学ぼう。大学生からマーケティング担当者、そして調査を受ける私たちまですべての人に役立つ1冊。



 実際の調査の質は、はっきりいって玉石混淆である。調査とはいえない調査や、調査まがいの商行為も目立つ。また、最終章で述べるように、調査自体がやりにくくなってきており、そのことが調査の質の低下を招いている。このままでは、社会調査は、調査の質低下→調査不信拡大→調査非協力増大→調査の質低下→……、という悪循環を脱することができなくなる。
 調査者の側では、与えられた環境の中でも、質の維持・向上に努力すべきである。同時に、調査結果を受け取る側でも、調査=科学的という迷信(?)の下に無条件に鵜呑みにするのでも、逆に「あてにならないもの」としてまったく無視するのでもなく、それぞれの調査の価値を正しく評価することが必要だろう。(「はじめに」より)



目次
はじめに
第一章 社会調査の性格と用途
第二章 調査票と面接調査
第三章 標本と母集団
第四章 集計・分析・報告
第五章 さまざまな社会調査
第六章 社会調査の現在
参考文献
おわりに
原純輔(はら・じゅんすけ)
社会学。東北大学名誉教授。主な著書に『社会階層』(共著、東京大学出版会。英語版、韓国語版も)、『社会調査演習』(共著、東京大学出版会)『流動化と社会格差』(編著、ミネルヴァ書房)などがある。