〈科学の発想〉をたずねて 自然哲学から現代科学まで

  • 著者:橋本毅彦
  • 装幀:松田行正
  • 定価:本体1619円+税
  • B6判並製/232ページ
  • 2010年10月10日 第一刷発行
  • ISBN978-4-903500-42-3 C0340

ギリシア哲学に起源を持ち、現代、全人類に巨大な影響を及ぼしている〈科学の発想〉とは何か。
お雇い外国人ベルツが述べた「西洋の科学の世界は決して機械ではなく、一つの生命なのである」ということばの真意を歴史にたずね、〈科学の精神〉の来歴を丁寧にたどる、科学思想史の基本の1冊。【2刷】



本書は、この古代に生まれた自然に対する考え方、意外なほどに筋の通った自然学理論から出発し、キリスト教の影響力の強い中世の大学を経て、近代のコペルニクス、ケプラー、ガリレオ、デカルト、ニュートンといった科学者によって生み出された近代科学の成立の経緯を眺め、さらに近代以降、自然科学が一八世紀から二〇世紀までの間に成長し発展してきた過程を追っていこうとするものである。(「まえがき」より)」

[目次]
まえがき
第1章  西洋科学の精神
第2章  ギリシアにおける自然学の誕生
第3章  中世の科学 ギリシア自然学とキリスト教
第4章  中国の科学 官僚制と天文学
第5章  コペルニクス革命 地動説の誕生
第6章  魔術的自然観
第7章  機械論的自然観の登場
第8章  ニュートン
第9章  化学革命
第10章  数学的実験物理学の誕生
第11章  古典物理学の成立
第12章  有機化学の誕生
第13章  量子力学の誕生
第14章  原子物理学と原爆開発
第15章  巨大加速器と巨大科学
おわりに
参考文献
はしもと・たけひこ=東京大学大学院総合文化研究科教授。科学史家。主な著書に『描かれた技術 科学のかたち』(東京大学出版会)、『〈標準〉の哲学』(講談社選書メチエ)、『遅刻の誕生』(共編著、三元社)、翻訳に『エジソン発明会社の没落』(朝日新聞社)など。
書評・記事
小説トリッパー 2012年春号 永江朗「科学とのつきあい方を考える10冊」