宇宙像の変遷 古代神話からヒッグス粒子まで

  • 著者:金子務
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体1900円+税
  • B6判並製/288ページ
  • 2013年12月30日 第一刷発行
  • ISBN978-4-903500-60-7 C0344

天に神々のすがたを探し求めた古代の昔から、ケプラー、ニュートンをへて、アインシュタイン、ホーキング、ヒッグスに至るまで。人類の宇宙探究の全精神史がわかる1冊。



古代以来、時代ごとの技術的・思想的制約を受けながら、私たちはロゴス(理)でコスモス(宇宙)を説明しようとしてきた。その止むことのない探究が、時計を生み、暦を生み、地図や望遠鏡、そして数学や物理学そのものをうみだしてきたのだ。ヒッグス粒子発見の意味まで、人類の壮大な精神史をえがく科学思想史。

[目次]
まえがき
第一章 落下文明と古代の星座
第二章 時間計測と暦法の問題
第三章 空間認識と地図の発展
第四章 プラトンの問い「現象を救え」
第五章 二重コスモス像の世界
第六章 コペルニスク革命は革命か
第七章 ガリレオの望遠鏡と宗教裁判
第八章 ケプラーが聴いた天上の音楽
第九章 ニュートンのリンゴと万有引力
第十章 無限宇宙複数世界論の勝利
第十一章 「時の矢」は宇宙の熱死を示すか
第十二章 光の宇宙とアインシュタイン
第十三章 ハッブルの後退する宇宙
第十四章 宇宙探査とΕΤ問題
第十五章 ビッグバン後の最新宇宙論
参考文献
あとがき
かねこ・つとむ
大阪府立大学名誉教授。科学思想史、科学技術論、情報文化論。
主な著書に『アインシュタイン・ショック』(河出書房新社/岩波現代文庫・サントリー学芸賞受賞)、『さらばアリストテレス』(平凡社)、『江戸人物科学史』(中公新書)など多数。
記事・書評
東京新聞 2014年3月23日