西部邁の経済思想入門

  • 著者:西部邁
  • 装幀:松田行正
  • 定価:本体1700円+税
  • B6判並製/264ページ
  • ISBN978-4-903500-77-5 C0333

経済思想史に名を残す人々は、断じて「単なるエコノミスト」などではなかったーー
アダム・スミスからケインズ、シュムペーター、そして新々自由主義、グローバリズムまで。
従来の経済学を超えたところから、経済の真の姿を立ち上がらせる経済思想入門の決定版。
80年代後半に刊行され今なお光輝を放つ名著に、「新々自由主義」「グローバリズム」「IT革命」を加筆。今日の危機に満ちた資本主義的市場の未来を語るための1冊。【3刷】

「経済学を勉強するのは経済学者に誑かされないようになるためだ」(J・ロビンソン)。そういう冷静な学習に本書が寄与するところがあれば、と願わずにはおれない。

(「はじめに」より)

[目次]
はじめに
第一章 経済思想とは何か
第二章 前近代の経済思想
第三章 重商主義
第四章 重農主義
第五章 古典派の成立
第六章 古典派の展開
第七章 古典派の変形
第八章 歴史主義
第九章 新古典派の成立
第十章 新古典派の発展(1)
第十一章 新古典派の発展(2)
第十ニ章 制度主義
第十三章 ケインズ派の予兆
第十四章 ケインズ派の成立
第十五章 ケインズ派の変遷(1)
第十六章 ケインズ派の変遷(2)
第十七章 新古典派総合
第十八章 成長、技術および発展の経済思想
第十九章 貨幣の経済思想
第二十章 期待形成
第二十一章 厚生経済学
第二十ニ章 公共経済学
第二十三章 民主主義の経済思想
第二十四章 自由主義の経済思想(1)
第二十五章 自由主義の経済思想(2)
第二十六章 国家の経済思想(1)
第二十七章 国家の経済思想(2)
第二十八章 グローバリズム
第二十九章 IT革命という社会病理
第三十章 総合の経済思想
参考文献
にしべ・すすむ=経済学。東京大学教授などを経て、雑誌「表現者」顧問。評論家。
1983年『経済倫理学序説』で吉野作造賞、84年『気まぐれな戯れ』でサントリー学芸賞、92年評論活動により正論大賞、2010年『サンチョ・キホーテの旅』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。『ソシオ・エコノミクス』『大衆への反逆』『知性の構造』『友情』『ケインズ』など著書多数。
記事・書評
週刊金曜日 2012年11月23日号 本箱