広い世界と2や8や7


  • 著者:永井祐
  • ブックデザイン:川添英昭
  • 定価:本体1600円+税
  • 四六判変形176ページ
  • 2020年12月10日 第一刷発行
  • 978-4-86528-005-0 C0095
穂村弘絶賛!! 口語短歌の金字塔と言われた第一歌集『日本の中でたのしく暮らす』から8年。 ゼロ年代の短歌シーンを代表する歌人・永井祐、待望の第二歌集。 どこにでもあるような都市の風景、仕事、人間関係。それを切り取る永井祐の手つきによって、世界はこんなにも広々と私たちの前に立ち現れる。



永井祐の登場によって短歌が、
目の前の世界の見え方が、
変わってしまった。
もうもとにはもどれない。
なんてことをしてくれるんだ! ー穂村弘


【収録短歌より】
よれよれにジャケットがなるジャケットでジャケットでしないことをするから
雪の日にカレー屋に行く雪の降る地域の人になってみたくて
5000円あっという間に交通費でなくなってPASMOが光ってる
春はとっくにどこかとおくに行っていてテレビとデッキリモコンちがう
真夜中はゆっくり歩く人たちの後ろから行く広い道の上
体当たり猫がしている 猫が体当たりしている 光の会話
アイスサンドというアイデアの出所を不思議に思う人思わない人
「ヤギ ばか」で検索すると崖にいるヤギの画像がたくさん出てくる
セロテープカッター付きのやつを買う 生きてることで盛り上がりたい
午前中に雨 30分LINEする それでは令和でもよろしくね

❖もくじ
Ⅰ 雪の日々/ハリボー/隣のインターホン/コーデュロイ/会話/するどく/ボタン
Ⅱ かっこいいデ・ニーロ/電話をかける/つながる夢/今日のこと/いろいろな7首/時間/あさ/冬
Ⅲ それぞれの20首/12首のリズム/隣り駅のヤマダ電機/七首ある/そのつど/北区
Ⅳ 12首もある/ほうじ茶/玉/サーティーワンや横浜のこと/穴

永井祐(ながい・ゆう)
1981年生まれ。
2000年ごろに短歌をはじめる。
学生のときは早稲田短歌会に所属。
2001年、北溟短歌賞次席。
2004年、歌葉新人賞最終候補。
2012年、歌集『日本の中でたのしく暮らす』(BookPark)。
2019年から笹井宏之賞選考委員。
2020年、歌集『日本の中でたのしく暮らす』短歌研究社より再刊。
ブログ「短歌のピーナツ」。
ガルマン歌会などで活動。

書評・記事
2021年1月26日 「men’s FUDGE」2021年3月号 栗田奈緒子「BOOKS」
2021年2月5日 「ねむらない樹」vol.6 梅﨑実奈「文鳥は一本脚で夢をみる」
2021年2月25日 「クイックジャパン」154 枡野浩一「わからない永井祐」
2021年3月5日 「現代短歌新聞」3月号 小島なお 書評
2021年3月17日 「未来」3月号 盛田志保子「今月の歌」