落語の行間 日本語の了見

  • 著者:重金敦之
  • 装画:村上豊
    装丁:神田昇和
  • 定価:本体1800円+税
  • 四六判上製/256ページ
  • 2020年10月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-297-9

志ん生は“フラ”の天才、演目を研ぎに研いだ八代目・桂文楽は“本寸法”そのものの人だった

「広辞苑」からは拾いきれない“はみだし語”を、落語から紐解く、他に類を見ない語学書が誕生しました!
日本の口承文化・落語。この落語を生業とする名落語家の演目をもとに、言葉の意味・本質を解き明かします。
落語ファンはもちろん、言語マニアも必読の一冊です。

★落語ファンはもちろん、言語マニアも必読
★「広辞苑」からは拾いきれない“はみだし語”を、落語から紐解くーー他に類を見ない語学書
★日本の口承文化である落語。名落語家の演目をもとに、言葉の意味・本質を解き明かす

落語に出てくる言葉の中から、なるべく『広辞苑』に載っていないような、地口や洒落、むだ口、俚諺に符丁や隠語といった「はみ出し語」に興味をおぼえた。言葉の大海には必ず生息している水母か藻屑だかも歴としない「塵」みたいな存在だ。これらの言葉を採取しながら、大海を遊弋、漂流した結果がここにある。(本書「まえがき」より抜粋)

❖目次❖
まえがき
第一話 志ん生の「フラ」と文楽の「本寸法」
第二話 遠くて近きは男女の仲 近くて遠きは夜の火事
第三話 丁半からはんちくまで「半の字物語」
第四話 大江戸外食事情 食と酒の世界
第五話 偉大なる「非標準語」関西弁 アホとボケの偏差値
第六話 けちん坊、あわてん坊、泥棒
第七話 耳から入る古くて新しい日本語の美学
第八話 まくらとさげ(おち)の研究
あとがき
索引 主な演目・語句

著者:重金敦之(しげかねあつゆき)
1939年生まれ。「週刊朝日」編集部在籍時に池波正太郎、松本清張、結城昌治、渡辺淳一など多くの作家を担当。
著書に『作家の食と酒と』『編集者の食と酒と』『愚者の説法 賢者のぼやき』ほか多数。