落語の行間 日本語の了見![]()
志ん生は“フラ”の天才、演目を研ぎに研いだ八代目・桂文楽は“本寸法”そのものの人だった
「広辞苑」からは拾いきれない“はみだし語”を、落語から紐解く、他に類を見ない語学書が誕生しました!
日本の口承文化・落語。この落語を生業とする名落語家の演目をもとに、言葉の意味・本質を解き明かします。
落語ファンはもちろん、言語マニアも必読の一冊です。 ★落語ファンはもちろん、言語マニアも必読 ★「広辞苑」からは拾いきれない“はみだし語”を、落語から紐解くーー他に類を見ない語学書 ★日本の口承文化である落語。名落語家の演目をもとに、言葉の意味・本質を解き明かす 落語に出てくる言葉の中から、なるべく『広辞苑』に載っていないような、地口や洒落、むだ口、俚諺に符丁や隠語といった「はみ出し語」に興味をおぼえた。言葉の大海には必ず生息している水母か藻屑だかも歴としない「塵」みたいな存在だ。これらの言葉を採取しながら、大海を遊弋、漂流した結果がここにある。(本書「まえがき」より抜粋) ❖目次❖ まえがき 第一話 志ん生の「フラ」と文楽の「本寸法」 第二話 遠くて近きは男女の仲 近くて遠きは夜の火事 第三話 丁半からはんちくまで「半の字物語」 第四話 大江戸外食事情 食と酒の世界 第五話 偉大なる「非標準語」関西弁 アホとボケの偏差値 第六話 けちん坊、あわてん坊、泥棒 第七話 耳から入る古くて新しい日本語の美学 第八話 まくらとさげ(おち)の研究 あとがき 索引 主な演目・語句 著者:重金敦之(しげかねあつゆき) |
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