世界史の中の日本国憲法 立憲主義の史的展開を踏まえて

  • 著者:佐藤幸治
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体1000円+税
  • B6判並製/112ページ
  • 978-4-86528-127-9 C0032

【たちまち2刷決定!】本書は、1400人が東大25番教室につめかけ、大きな反響を呼んだ6月6日のシンポジウム「立憲主義の危機」で行われた講演内容を、すべてのひとにわかりやすく加筆した1冊です。
それは“押し付け”でなく“復活”だった! 戦後70年、日本国憲法を再発見する。憲法学の泰斗が説く、日本人が守り続けてきたこの国の大切な土台――。

「日本国民が70年近くにわたって日本国憲法を支持し、様々な問題や困難に直面しつつも真面目にその運用に務めてきたということは、自らの手でこのような憲法を作った可能性を結果的に証明しているのではないか、したがって70年近くという数字はきわめて重い意味をもっていると考えるべきではないか。」(本文より)

[目次]
はじめに
I 日本国憲法誕生の背景と真の理由
明治憲法体制の特質と悲劇的結末/一九四五年八月一五日の真の意味

II 立憲主義の意義とその成立過程
「立憲主義」の意義/古典的立憲主義から近代立憲主義へ
アメリカ憲法の登場と成文憲法の普遍化
(イ)アメリカ憲法の歴史的寄与
(ロ)フランス革命の衝撃と成文憲法の普遍化およびその課題

III 人間によって引き起された未曾有の
悲劇と現代「憲法」(立憲主義)への展開
新たな展開の背景/憲法の再定位─現代立憲主義

IV 国家・国民の持続的発展の「土台」としての「立憲主義」憲法
「国家の繁栄」の持続に不可欠な立憲主義/日本国憲法という「土台」の保持と創造

おわりに/付記/注/日本国憲法条文

記事・書評
 公明新聞 2015年9月21日付 読書面
 AERA 2015年9月21日号書評欄
 紀伊國屋BOOKLOG「書評空間」 2015年8月30日 根井雅弘
 毎日新聞 2015年8月16日 インタビュー記事「憲法は権力者に好き勝手を許さぬルール」
 朝日新聞 2015年8月9日読書面
 毎日新聞 2015年8月2日書評面
佐藤幸治(さとう・こうじ)
憲法学。京都大学名誉教授。
司法制度改革審議会会長などを務めた。主な著書に『憲法』(青林書院)『憲法訴訟と司法権』(日本評論社)『現代国家と司法権』『日本国憲法と「法の支配」』『憲法とその“物語”性』『現代国家と人権』(いずれも有斐閣)『日本国憲法論』(成文堂)『立憲主義について 成立過程と現代』(左右社)など。