RED ヒトラーのデザイン

  • 著・ブックデザイン:松田行正
  • デザイン協力:倉橋弘
  • 定価:本体2700円+税
  • 46版変製/368ページ
  • 978-4-86528-176-7 C0070

ヒトラーは、もっともデザインを知る独裁者だった-ー。
多くの人々を煽動したナチス・デザインに、グラフィック・デザイナーの松田行正が迫る。120本以上の映画と、膨大な図版を導き手に解剖する、ヒトラーのデザインの特質とは。自在な筆致で、負の歴史、そして現代を照射する、渾身の一冊。



_IGP1859
_IGP1872のコピー
_IGP1874のコピー
_IGP1671

ポスターや制服、シンボル・マークから、建築、党大会まで、ありとあらゆる場所に散りばめられたヒトラーのデザイン。デザインを読み解いた先に、ヒトラーの「たくらみ」が見えてくる。

「デザイン」に潜む「たくらみ」
制服と記号の帝国
伝統の盗用と繰り返しのナチス様式
回転するハーケンクロイツとめまい
赤い腕章とバナー
ポスターのデザインと書体
軍用機の機体マークとデザイン
ルーン文字を使った記号
光の隊列のストライプと直線
モダニズムの否定と肯定
ムッソリーニの近代主義とヒトラーの古典主義
ロシアン・デザインの影響
デカダンスとエロス四角いコロッセウムと映画
映画の中で表現された専制国家のシンボルマーク




目次
序 ヒトラーのデザイン
第一章 ファッション
第二章 デザイン〈たくらみ〉
第三章 グラフィック
コラム 四角いコロッセオと映画
第四章 イミテーション
コラム ルーン文字の記号
第五章 ハーケンクロイツ
第六章 ライン
付録  ハーケンクロイツ的シンボル群
    映画の中のシンボルマーク
おわりに

書評・掲載
9/2日経新聞 原克「真実隠蔽したナチスの美学」
9/3朝日新聞 今日マチ子「生活の向こうへ手を伸ばして」

【誤記訂正】
下記の通り2点、誤りがございました。
事実と異なる記述によりご迷惑をおかけいたしましたこと、
訂正して心よりお詫び申し上げます。

〈一三〇ぺージ 一六行目〉
(誤)この角川文庫版のカバー・デザインは、ぼくが敬愛するグラフィック・デザイナーの杉浦康平さん。
(正)この角川文庫版のカバー・デザインを担当したデザイナー名は本のどこにも記載されていない。編集者がデザインしたのかもしれない。

〈一三一ページ 上のキャプション〉
(誤)杉浦康平さんデザインの日本版『わが闘争』の文庫
(正)日本版『わが闘争』の文庫

松田行正(まつだ・ゆきまさ)
グラフィック・デザイナー。デザインの歴史探偵、 「オブジェとしての本」を掲げるミニ出版社、 牛若丸主宰。『眼の冒険』(紀伊國屋書店)で第37回講談社出版文化賞ブックデザイン賞受賞。 著書に、『はじまりの物語』(紀伊國屋書店)、『線の冒険』(角川学芸出版)、『時の冒険』(朝日新聞出版)、『図地反転』(美術出版社)、『和力』『和的』 (以上、NTT出版)、『はじめてのレイアウト』(誠文堂新光社)、『デザイナーズ カラーチャート』『デザイナーズカラーリング ブック』(以上、マイナビ出版)、他に牛若丸から刊行した著作多数。
マツダオフィス/牛若丸出版