〆切本2

  • 著者:森鷗外、二葉亭四迷、武者小路実篤、北原白秋、石川啄木、芥川龍之介、横溝正史、小林多喜二、堀辰雄、丸山眞男、水木しげる、山崎豊子、田辺聖子、赤塚不二夫、高橋留美子、穂村弘ほか
  • 装幀:鈴木千佳子
  • 定価:本体2300円+税
  • 46変並製/392ページ
  • 978-4-86528-177-4 C0095

「やっぱりサラリーマンのままでいればよかったなア」
あの怪物がかえってきた!作家と〆切のアンソロジー待望の第2弾。非情なる編集者の催促、絶え間ない臀部の痛み、よぎる幻覚と、猛猿からの攻撃をくぐり抜け〆切と戦った先に、待っているはずの家族は仏か鬼か。バルザックから川上未映子まで、それでも筆を執り続ける作家たちによる、勇気と慟哭の80篇。今回は前回より遅い…





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❖ 目次
学問のすゝめ 福沢諭吉
はじめに

Ⅰ章 今に死ぬ、どうしても書けぬ
作家の生活 源氏鶏太
書簡 明治四十年 二葉亭四迷
気まぐれ日記 大正十二年/十三年 武者小路実篤
夜なかに思つた事 森鷗外
手紙 大正十一年 北原白秋
明治四十二年当用日記 石川啄木
当分原稿御依頼謝絶 山本有三
手紙 一八六六年 ドストエフスキー
スランプ 夢野久作
手紙 大正八年/十年 芥川龍之介
坂口安吾との往復書簡 昭和二十九年 石川淳
愛妻日記 昭和五年 山本周五郎
書簡 昭和七年 小林多喜二
義務 太宰治
灰色の皺 松本清張
永久未完成型、いつもトルソー 丸山眞男
『放送朝日』は死んだ 梅棹忠夫
妥協する地点 安岡章太郎
井上ひさしの遅筆詫び状 井上ひさし
編集後記 『面白半分』編集部
かんづめ 宮尾登美子
有眠 向田邦子
引っ越しだったんです。 川上弘美
約束 リリー・フランキー
愛の対応、余生は反省 川上未映子
だれが理解するかあ、ぼけ。 町田康

Ⅱ章 編集者はつらいよ
手紙/はがき 昭和八年/十一年 萩原朔太郎
虚子さんの文章 滝井孝作
手紙/はがき 昭和四年/六年/十五年/十六年 堀辰雄
拝啓 編集長がた様 深沢七郎
作家と、挿絵画家と、編集者と 五味康祐
待つこと 小川国夫
バカラシ記者はつらいのだ 赤塚不二夫
変人 吉村昭
野坂昭如「失踪」事件始末 校條剛

Ⅲ章 〆切タイムスリップ
さようなら 團伊玖磨
「骨の肉」の思い出 河野多惠子
カンヅメ稼業に悔あり 五木寛之
神保町 2 片岡義男
けもの24時間 高橋留美子
一枚の写真、妻のヒトコト-
嫌になった、そのときに 椎名誠
国境と締切り 平出隆
自由であるということ 村山由佳
新しいスタート さくらももこ

Ⅳ章 助けておくれよ、家族
妻と作家は両立するか 神近市子・岡本かの子・今井邦子・宇野千代・中條百合子・美川きよ・平林たい子
愛猿記 子母澤寛
書簡 昭和九年 川端康成
異国の女への手紙 一八三三年 バルザック
一杯亭綺言 横溝正史
字を書く手 辻佐保子
『銀杏散りやまず』歴史紀行 辻邦生
おそ起きは三文の得 田中小実昌
執筆の日々 澁澤龍子
随筆家失格 澁澤龍彥
ミステリー作家の二十四時間 赤川次郎
僕は、とにかくよく眠る 中島らも
骨折り損のくたびれもうけ 三浦しをん

Ⅴ章 〆切幻覚作用
化物 野間宏
研究室裏の空想 木下杢太郎
水木しげる伝 水木しげる
直哉の夢 小川国夫
日々疲々 笹沢左保
腹立半分日記 昭和五十三年 筒井康隆
ストップ!!ひばりくん! 江口寿史
デッドライン 穂村弘
なぜ私たちはいつも締め切りに追われるのか 松尾豊
作家の時間割 冲方丁

Ⅵ章 それでも〆切はやってくる
締切り 井上靖
晩年の父犀星 室生朝子
私の履歴書 室生犀星
まぼろしの七里湖 大庭みな子
締切りがまた来る それが人生 伊集院静
物書き根性 ハルノ宵子
残花亭日暦 平成十三年 田辺聖子
最後の決断 山崎豊子

Ⅹ章 〆切の刑
ハナモゲラ語の思想 タモリ
読者へ 野坂昭如
奥付

著者紹介・出典
〆切のない世界 堀道広

記事・書評
週刊現代 2017年11月11日付 吉川浩満「ああ間に合わない!古今の作家が苦しみ抜いた〆切との戦い、再び」
女性セブン 2017年11月2日付 温水ゆかり「作家を地獄に突き落とす締切。あの手この手の言い訳アンソロジー」
週刊朝日 2017年11月3日付 斎藤美奈子「ああ、いまも日本のどこかで〆切が誰かを追いかけている。」
読売新聞 2017年11月12日付 十時武士「記者が選ぶ」
FIGARO japon 2018年1月号 JUNKO KUBODERA「古今東西、偉大な作家たちの悲痛な叫びに共感。」
pen 2017年12月1日号 aiko imaizumi「文豪ドストエフスキーは、言い訳もやはり一流だった!」