顔! パプアニューギニアの祭り

  • 著者:西江雅之
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体2800円+税
  • 46判並製/128ページ
  • 2018年6月10日 第一刷発行
  • 9784865281965

【学問にこれほど幻想的な風景を取り込んだ人はいなかった!!】アフリカ諸語やピジン・クレオール語の研究の先駆者で、その人柄から「裸足の学者」と呼ばれた文化人類学者西江雅之。ジャンルを超えて多方面に影響を与えた伝説の学者が異国の祭り「シンシン」で出会った驚くべき数々の「顔」の写真集。

――見つめているうちに自らが交換のなかに引き入れられる 港千尋(写真家)
――この謎めいた顔たちを、その光と色とともに「狩りとって」きた先生に、感謝せずにはいられない 管啓次郎(詩人・比較文学者)



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◆シンシン・ショー とは
本書に収められた写真は、パプアニューギニアの高地地方の主要都市マウントハーゲンで八月の第三週の週末に開催される「マウントハーゲン・ショー」のものである(トロブリアンド諸島の男の子を写した一枚〈40ページ〉をのぞく)。高地地方のゴロカで開催されるゴロカ・ショー、首都ポートモレスビーのヒリモアレ・フェスティバル(ともに九月中旬の独立記念日前後に開催)とならんで、パプアニューギニアを代表する「シンシン・ショー」である「シンシン」はニューギニアの共通語トク・ピシンの単語で、英語の“sing sing”に由来する。「歌って踊って」を指すほか、「祝宴」自体の意味でも使われる。伝統的には、儀礼的な行事や外来の客たちを歓迎する祝宴、人生の通過儀礼の場などで行われる。そして、それぞれの集団が一堂に集い行われる。(本文より)

☆岡本太郎、山下洋輔、楳図かずおなどに影響を与えた伝説の学者の写真集第2弾
☆オールカラー写真98点掲載
☆デザイナー松田行正による力の入った造本
☆西江雅之祭り「シンシン」に関するエッセイを掲載
☆港千尋、管啓次郎、加原奈穂子による寄稿
西江雅之(にしえ・まさゆき)
1937年、東京生まれ。文化人類学者・言語学者。早稲田大学政治経済学部卒、同文学部大学院芸術学修士課程修了。フルブライト奨学生としてカリフォルニア大学大学院で学ぶ。その後、東京外国語大学、早稲田大学、東京藝術大学などで教鞭をとった。世界各地で言語と文化の研究に従事。飾り気のないその人柄から「裸足の学者」と呼ばれる。現代芸術関係での活動も多いほか、エッセイの名手としても知られ、多くの高等学校国語教科書に作品が採用されている。2015五年没。主著に『花のある遠景』、『異郷の景色』、『旅人からの便り』、『ヒトかサルかと問われても』(半生記)、『アフリカのことば』、『ことばの課外授業』、『食べる』、『写真集 花のある遠景』などがある。