ストレンジオグラフィ Strangeography

  • 著者:管啓次郎
  • 装幀:戸田ツトム
    カバー写真:管啓次郎
  • 定価:本体1800円+税
  • B6判並製/208ページ
  • 2013年11月30日 第一刷発行
  • 978-4-903500-99-7 C0090

「エッセー(essai=試み)とは、またそれ自体がジャーニー(journey=一日分の徒歩旅行)でもあった—」書物をめぐるエッセイでもあり、紀行文でもあり、卓抜な批評でもある。美しい文章で綴られた読書の快楽を堪能する1冊。
心はさまざまな土地によってできている。
土地と土地のその並びは、きみだけのもの。
それがストレンジオグラフィ。
すべての親密なストレンジャーたちのために。



イベント
【2014年5月16日】アメリカ・オレゴン大学で講演会”Strangeography, etc.”が行われます。
【終了】12月20日、詩人の石田瑞穂さんとの対談が本屋B&B(東京)にて開催されます。
【終了】12月4日、パルコブックセンター吉祥寺店(東京)にて、野村喜和夫さん、管啓次郎さんによるトークイベントが開催されます。



「いまいるここ」と自分の体験の枠すら越えた「いつかのどこか」は、奇妙なモザイクとなって、どこにも実在しない地形と風土を現出することになるだろう。かねてからぼくはそれをstrangeographyと呼んできた。奇妙な異邦の地理学。そして同時に、きみ自身をstrangerとするような非情な地理学だ。土地と土地とが見慣れないむすびつき方をし、現実と想像が(物語が、イメージが)相互に挑発し合うような地誌のことだ。(本文より)
すが・けいじろう 明治大学教授。比較文学者、批評家、翻訳家。著書に『本は読めないものだから心配するな』『Agend’Ars』『島の水、島の火Agend’Ars2』『海に降る雨Agend’Ars3』『時制論Agend’Ars4』『コヨーテ読書』『オムニフォン』『ホノルル、ブラジル』など。
書評・記事
望星 2014年5月号 BOOKS 沢渡曜