私の歩んだ道 大野篤美自伝

  • 著者:大野篤美
  • 装幀:水野哲也
  • 定価:本体¥2300円+税
  • 46版上製/165頁
  • 2013年11月30日 第一刷発行
  • ISBN978-4903500-96-6 C0040

「少年時代、故郷の砂浜で真っ黒な砂鉄を磁石につけて戯れていた。このことが私の人生を決めたように思えてならない。」今や世界中でオーディオ機器などに使用されるOCCケーブルを発明した1人の科学者は、他人との競争をやめ、ひたすら金属の凝固現象を素直な瞳で見続けてきたのだったー。
戦後、設備が不十分な中で金属学の世界的発明を成し遂げたその理由とは。
物や情報にあふれた時代に、周りに左右されず真実を見つける生き方のヒントを提示してくれる。
「新しい学説が受け入れられるためには世代が替わらなければならない。」
ノーベル経済学者サミュエルソンの言葉に支えられ、実験と検証に明け暮れる日々。
先入観を持たず、名誉にこだわらない1人の科学者は、ただ自分の才能と与えられたわずかな環境を信じていた。



目次
はじめに
第1章 おいたち・少年時代
第2章 研究者になって
第3章 金属凝固の研究
第4章 加熱鋳型式連続鋳造法“OCCプロセス”の誕生
おおの・あつみ 1925年島根県生まれ。千葉工業大学名誉教授。2003年トロント大学より殿堂入りの称号を得る。金属凝固学者。著書に『金属の凝固 結晶の生まれゆく姿をみつけるまでとその後の記録』など。