海に降る雨 Agend’Ars3

  • 著者:管啓次郎
  • 装幀:戸田ツトム
  • 定価:本体1600円+税
  • B6判並製/100ページ
  • ISBN978-4-903500-81-2 C0092

「詩はreminderであり、人がふだん忘れている心と知識の層を思い出させる」
連作16行詩64篇でつづる「Agend’Ars」シリーズ、待望の第3冊。

海岸と海岸は海岸として特に似ていなくても、それぞれの海岸で見る海はその場の固有の海であり同時にひとつにつながったおなじ海だ。地球の海に孤立はない。海は荒れている時もおだやかな時もその力そのもののように感じられる。雨は激しい時もしずかな時もそれぞれに心を育ててくれる。そしてどちらの水も水はひとつ、循環のサイクルにおいて、私たちの中を流れてゆく。私たちの個々の存在や生涯の限界をはるかに超えて。
(「あとがき」より)
すが・けいじろう 明治大学教授。比較文学者、批評家、翻訳家。著書に『本は読めないものだから心配するな』『Agend’Ars』『島の水、島の火Agend’Ars2』『コヨーテ読書』『オムニフォン』『ホノルル、ブラジル 熱帯作文集』など。
書評・記事
群像 2013年8月号 〈個人的な詩集〉特集 野崎歓「動物詩集」
現代詩手帖 2012年12月号 2012年代表詩選
日本経済新聞 2012年10月31日夕刊 目利きが選ぶ今週の3冊 陣野俊史
毎日新聞 2012年10月4日夕刊 ことばの周辺