道徳教育の方法 理論と実践

  • 著者:林泰成
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体1,700円+税
  • B6並製/248ページ
  • 2018年3月31日
  • 978-4-86528-192-7

2018年4月小学校、2019年4月中学校で
道徳の教科化がスタート。
教科化された「考える道徳の授業」とは。
どう変わる?どう作る?
《現職教員、教育実習生、保護者必読》


第2部「道徳授業の方法」では、文科省に設置された「特別の教科 道徳」の指導方法・評価方法の例を具体的に解説する。自我関与が中心となる学習としては、感動資料を用いた読み聞かせを中心とする指導略案例を紹介。問題解決的な学習に有効な授業としては、二つの選択肢のどちらを選ぶのがよいか判断に迷う資料を用いて議論を促すモラルジレンマの授業やロールプレイを通して実際の行動を身に付けていくモラルスキルトレーニングなどを紹介する。
理論を理解しそれぞれの長所と問題点を把握しながら進むことで、より目的にあった道徳の授業展開の道標となる一冊。

◆本書の特徴
・ニュートラルで網羅的な道徳教育の入門書
・理論、実践、周辺の3部構成でわかりやすい
・教科化対応すぐに役立つ指略案例を掲載
・放送大学で好評を得た人気授業の叢書化
・いじめ、宗教、人権教育、地域との関わりなど様々な視点で現代社会と道徳に向き合う



今回の教科化では、「問題解決的な学習」や「道徳的行為に関する体験的な学習」など多様な指導方法が道徳授業に取り入れられることになっている。
そもそも道徳教育を教えることには、教科領域とは違った難しさがある。知識を教えるだけでは済まず、教える側の人間性も問われることになる。しかし、道徳的に望ましくない行為を一度もしたことがない人間を想定することは難しい。もし、道徳的に立派な人間しか道徳を教えることができないとすれば、だれも道徳を教えることなどできないだろう。自らの過ちを反省し、だれもが間違いうることを認めつつ、それを乗り越えていける者こそが、子どもたちの自律性を育て、価値観の異なる者同士が共生できる社会を作ろうとする意志や実践力を育てる道徳教育に携わるのにふさわしいのではないか。本書は、そうした問題を考えるための素材として読んでほしい。(はじめにより)


目次
はじめに
第一部 道徳教育の理論
第一章 道徳と教育
第二章 道徳教育の歴史
第三章 学習指導要領と道徳教育
第四章 道徳性の発達と社会化

第二部 道徳授業の方法
第五章 伝統主義的アプローチ
第六章 進歩主義的アプローチ
第七章 教科教育と特別活動と生徒指導

第三部 道徳教育とその周辺
第八章 家庭・地域社会
第九章 人権教育
第十章 宗教教育
第十一章 諸外国の道徳教育
第十二章 道徳教育の課題
参考文献

林泰成(はやし・やすなり)
道徳教育論、教育哲学。上越教育大学副学長・教授。文学修士。日本道徳教育方法学会副会長、日本道徳教育学会理事。日本道徳性発達実践学会常任理事。主な著書:『ケアする心を育む道徳教育』(編著)北大路書房、『人間としての在り方生き方をどう教えるか』(共著)教育出版、『モラルスキルトレーニングスタートブック』明治図書、『特別の教科 道徳の授業づくり』(監修)明治図書、『教員養成を哲学する』(共編著)東信堂など。
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