塗中録

  • 著者:浅沼璞
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体1500円+税
  • 四六判変形176ページ
  • 2019年11月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-257-3 C0092


俳句と散文のつらなりを追い、ふと顔を上げれば、見知らぬ場所にたどり着いている。
連句人(レンキスト)にして西鶴研究者・ 浅沼璞による初句集。


それでもまだ、希望が、俳句が、わいてくるのだから、不思議だ。
〈とり返しのつかないかたち〉を句集にする手だって残っている。ーー本文より

  さみだれといふ部首さがす最上川
  脇息に開く春雨物語
  ゆつくりと空みせてゐる障子かな
  俺は津までお前も津まで花筏
  これからの氷菓のことを話しあふ

浅沼璞(あさぬま・はく)
一九五七年 東京都生まれ
一九八七年 「横浜戸塚駅」俳句会、参加
一九九一年 俳諧誌「水分」同人参加。眞鍋呉夫に師事
一九九五年 連句形式「オン座六句」を創案
一九九七年 連句誌「れぎおん」同人参加(十八号~終刊号)
二〇一三年 俳誌「群青」同人参加(創刊号~二十四号)
二〇一六年 日本詩歌句協会評論大賞受賞
二〇一八年 俳誌「無心」創刊、代表

著書
『可能性としての連句』『中層連句宣言』『「超」連句入門』『西鶴という方法』
『西鶴という鬼才』『西鶴という俳人』『俳句・連句R‌E‌M‌I‌X』