方丈記と住まいの文学

  • 著者:島内裕子
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体1800円+税
  • B6判並製/256ページ
  • ISBN978-4-86528-145-3 C0395

理想の生き方は住まいとリンクする! 方丈記を源流とし、日本文学における住まい観の多様な広がりを浮き上がらせる、意欲的な一冊。鴨長明、兼好から鷗外、漱石、森茉莉、吉田健一まで…先人たちは、住居と日常に何を見出したか? 『徒然草』に描かれた“好ましくない室内描写”など興味深い資料も収録。


目次
第一章 草庵・閑居・廃園の文学誌
第二章 『方丈記』 草庵記の誕生
第三章 『徒然草』 住まいを論評する
第四章 風雅な庭園 中世文人の造園趣味
第五章 近世前期の住居記 木下長嘯子から芭蕉まで
第六章 閑居記のユーモア 横井也有と大田南畝
第七章 廃屋と陋巷 樋口一葉と泉鏡花
第八章 市隠への憧憬 夏目漱石と森鷗外
第九章 近代の散策記 佐藤春夫から野田宇太郎まで
第十章 草庵記の継承 森茉莉の世界
第十一章 住まいの文学のゆくえ 吉田健一の世界
あとがき

島内裕子(しまうち・ゆうこ)
国文学者。専門は『徒然草』を中心とする批評文学。放送大学教授。著書に『徒然草をどう読むか』ほか多数。