ウイグル新鋭詩人選詩集 芽生えはじめる言葉たち

  • 編訳者:ムカイダイス+河合眞
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体1850円+税
  • A5判/上製/280ページ
  • 2017年9月30日 第一刷発行
  • ISBN978-4-86528-182-8

ウイグルでは詩でラブレターを書いたり、結婚式で親戚が新婦と新郎の美徳を詩で競うなど、詩の創作と発表がいまも身近に行われています。詩の朗読のできないウイグル人は一人もいないといいます。

本書は詩心のあふれたウイグル文化で育った11人の詩人たちのアンソロジー。『ああ、ウイグルの大地』『ウイグルの詩人アフメットジャン・オスマン選詩集』に続く、日本で読めるウイグル詩集第3弾。収録された詩はどれも一本の樹木のように屹立しています。

ウイグルでは有名な詩人のファンは、どんな名俳優やアイドルのそれよりも多く、詩人は熱烈に支持される。この土壌がまたよい詩人を育てる環境でもある。「詩」の言葉に敏感で、また目が肥えているとも言える。詩人は伝統的韻律を踏む詩を書いて人々に認められてから、初めて自由詩を書くことが許される。それゆえ、この十一人の詩人はウイグルの伝統文学の造詣が深く、その確たる知識の上で美しいウイグル語を駆使して己の感情を切なく詠いあげている。(「編訳者まえがき」より)
蓮ムカイダイス(Muqeddes)
放送大学非常勤講師。ウルムチ出身のウイグル人。上海華東師範大学ロシア語学科卒業後、来日。日本国文部科学省奨学生。神奈川大学大学院歴史民俗資料学研究科博士課程修了。日本中央アジア学会会員。日本ウイグル文学翻訳研究会翻訳者、日本語・ウイグル語・中国語の同時通訳者などの活動を続けている。著書にウイグル語からの共訳書アフメットジャン・オスマン『ああ、ウイグルの大地』、『ウイグルの詩人 アフメットジャン・オスマン選詩集』(左右社)。

河合 眞(かわい・まこと)
精神科医(医学博士)。一九四七年生まれ、東京大学教養学部基礎科学科を経て、群馬大学医学部卒。東京女子医科大学精神科勤務の後、昭和大学医学部藤が丘病院精神科講師。2000年に横浜市で河合メンタルクリニックを開業するかたわら、ウイグル文学を研究。著書に『高齢者のメンタルケア』(南山堂)、『音楽療法』(南山堂)、ドイツ語からの共訳書P・マトウセック『妄想知覚論とその周辺』(金剛出版)、ウイグル語からの共訳書アフメットジャン・オスマン『ああ、ウイグルの大地』、『ウイグルの詩人 アフメットジャン・オスマン選詩集』(左右社)など。
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