![]() |
ハンズ 手の精神史ラカン派気鋭の研究者が描く、手をめぐる文化・精神の歴史
アダム・スミスの「神の見えざる手」からディズニー映画「アナと雪の女王」まで、人間の歴史を「手を使って行うことの変化」として読み直す。文化や歴史、心理学や精神分析の理論を横断しながら、自分自身や他者との関係、現代に潜む病理を、ユーモアを交えつつ鋭く描き出していく。 ・ヒトラーや毛沢東の繊細な手仕事 ・手から離れていったフロイト、手へと回帰したラカン ・私たちの手を支配するiPhone ・ゾンビが手を前に突き出して歩いているのはなぜか ・手と自立依存症との関係 ・エイリアンハンド ・手と口の病的な結びつき ・キングコングの大きな手 ・アドベンチャー映画に見られる崖からぶら下がるシーンの意味 ・手放すことは掴むことより難しい ・手を暇にさせておくと悪魔が取り憑くという言い伝え |