こう見えて元タカラジェンヌです

  • 著者:天真みちる
  • 写真:四方花林
    装幀:芥陽子
  • 定価:本体1700円+税
  • 四六判並製288ページ
  • 2021年3月31日 第一刷発行
  • 978-4-86528-013-5 C0095

清く正しく……おもしろく!?
100年以上の歴史を持ち「清く、正しく、美しく」をモットーに女性たちが歌い踊る宝塚歌劇団。その美しさでファンを魅了するスターの隣には、角刈りの車引き・モヒカンのチンピラ・麻薬密売人などクセの強いおじさん役で唯一無二の存在感を発揮した名コメディエンヌ「たそ」の姿があった……。
一次敗退の翌年のタカラヅカ合格、先輩スターに囲まれ興奮の入団と次々にのしかかる試練、奇跡のSMAP×SMAP出演で「タンバリン芸人」になったエピソードなど、音楽学校入学から宝塚歌劇団卒業まで15年の月日をコミカルに描く。
「宝塚に新ジャンルを築いた」と言われた伝説の元タカラジェンヌによる、誰も知らない爆笑宝塚エッセイ。

戦前尖端語辞典

  • 著者:平山亜佐子
    絵・漫画:山田参助
  • 装幀:鈴木成一デザイン室
    本文組版:blanc
  • 定価:本体1,800円+税
  • 四六版並製/208ページ
  • 2021年2月15日 第一刷発行
  • 978-4-86528-011-1 C0095

戦前の風俗が立ち上がる破天荒で豊潤な285語を解説!!

「ガッカリアイエンコ」が「デスペレート」 でその「エル」が 「羅漢様」で 「ゲシュペンシュテル」……この意味わかるかい?

生活、学生、外来語、思想、女学生、文化、医療、社会、隠語の9つのジャンルからなる新語・流行語を大正8年〜昭和15年までの約30の流行語辞典から収録。言葉が生まれる背景から関係する当時の事件まで、多くの引用とともに書かれた著者オリジナルの解説に加え、同時代の文芸作品から用例を入れ、使い方を示した。当代きっての漫画家・山田参助のイラストもふんだんに使ったダンゼンたのしいモダンな一冊‼

少女マンガのブサイク女子考

  • 著者:トミヤマユキコ
  • 漫画:笹生那実
    装画:ハギーK
    装幀:いすたえこ+伊藤里織
  • 定価:本体1700円+税
  • 四六判並製/192ページ
  • 2020年10月31日 第一刷発行
  • 978-4-86528-293-1 C0095

ヒロインにはなぜ、ブサイクがいないの?

ライター・少女マンガ研究者の著者による、前人未到の少女マンガ×ルッキズムエッセイ誕生!
少女マンガのヒロインはたいてい美人。ブサイクという設定でも、「全然ブサイクじゃないじゃん!」と突っ込みたくなるかわいい女の子ばかり……。
と思いきや、少女マンガの「ブサイクヒロイン」は、こんなにたくさん存在していた!!
本書では、萩尾望都、山岸凉子、岡崎京子、安野モヨコなどの大御所から若手、知る人ぞ知る伝説的作家まで、全26作品を収録。
各章の終わりには70年代に美内すずえなどの敏腕アシスタントとして活躍した笹生那実による考察マンガ、巻末には能町みね子との特別対談を掲載!

こんこん狐に誘われて 田村隆一さんのこと

  • 著者 橋口幸子
  • 装幀:鈴木成一デザイン室
    写真:松原蒼士
    装画:早川志織
  • 定価:本体1,700円+税
  • 四六判変型上製/144ページ
  • 2020年10月31日 第一刷発行
  • 978-4-86528-003-6 C0093

秋も深まった肌寒い日。田村さんは突然帰ってきた。
その日から戦後最大の詩人が私の大家さんになった――。


パジャマで歩きまわり、こんこん狐に誘われて酒を飲む。
戦後最大の詩人、天才と呼ばれた田村隆一の飾り気のない「もうひとつの素顔」をリリカルな筆致で描き出す。
1980年田村さんと和子さんと過ごした稲村ヶ崎の日々を、当時の写真とともに編み込んだ密やかな傑作エッセイ。

落語の行間 日本語の了見

  • 著者:重金敦之
  • 装画:村上豊
    装丁:神田昇和
  • 定価:本体1800円+税
  • 四六判上製/256ページ
  • 2020年10月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-297-9

志ん生は“フラ”の天才、演目を研ぎに研いだ八代目・桂文楽は“本寸法”そのものの人だった

「広辞苑」からは拾いきれない“はみだし語”を、落語から紐解く、他に類を見ない語学書が誕生しました!
日本の口承文化・落語。この落語を生業とする名落語家の演目をもとに、言葉の意味・本質を解き明かします。
落語ファンはもちろん、言語マニアも必読の一冊です。

マル農のひと

  • 文と絵:金井真紀
    取材協力:道法正徳ほか
  • 装幀:矢萩多聞
  • 定価:本体1,700円+税
  • 四六判並製/248ページ
  • 2020年8月31日 第一刷発行
  • 978-4-86528-288-7 C0095

爆笑必至。パワーワード満載で描く、超パンクな「農のひとびと」ノンフィクション!!

瀬戶内海に浮かぶ島の農協で仕事をしながら道法正徳さんがたどり着いた魔法のような農法ができるまで。ギュッと縛って砂利を撒く驚きの農法はどうやって確立されたのか。
2部では農法実践者のはなしを聞く。隠れキリシタン、水俣、原発…変なおっちゃんに連なるやっぱり変な農のひとたちのはなしから、色とりどりの人生が見えてくる。

響映する日本文学史

  • 著者:島内裕子
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体1800円+税
  • B6版並製/194ページ
  • 2020年10月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-296-2 C0091

『古今和歌集』から夏目漱石まで、つながりを知れば文学はもっと楽しい!

古典から近代に至るまで、ひとつの文学作品はまた別の作家を産み、作家たちはまた新たな作品を作り続けてきた。
たとえば、『源氏物語』に引用される古歌は在原行平が須磨を訪れたときに詠んだ和歌を踏まえているのは有名な話だが、さらに、謡曲を愛した夏目漱石は「涼しさの闇を来るなり須磨の浦」という俳句を残している。
またその夏目漱石が執筆した『草枕』は、刊行から六十年近い歳月が経ってから翻訳され、カナダのピアニスト、グレン・グールドの座右の書となったという。その後、日本では、グールドと『草枕』の研究が進展している。
それぞれの関連性を軸に、「響映」=「響き合い、映じ合う」という視点から史実をひもとくことで、新たな日本文学の姿を明らかにする。
まるで物語のように読み進められる、ドラマティックな文学史入門。

仕事本 わたしたちの緊急事態日記

  • 著者:尾崎世界観、町田康、花田菜々子、ハイパーミサヲ、瀧波ユカリ、ヤマシタトモコ、大橋裕之、温又柔、浅生鴨、佐藤文香、清田隆之、川本三郎、高草木陽光、星野概念、轡田隆史、山下敦弘、天真みちる、北村明子、立川談四楼、内沼晋太郎、鏡リュウジ他(全60職種、77人)
  • 装幀:鈴木千佳子
  • 定価:本体2000円+税
  • 四六判変型並製/448ページ
  • 2020年6月17日
  • 978-4-86528-283-2 C0095

新型コロナウイルス感染拡大──前代未聞の事態を迎えたわたしたちの文学。

“普通の毎日”が一変した2020年4月、ほかの人はどう過ごしていたんだろう。
パン屋、ミニスーパー店員、専業主婦、タクシー運転手、介護士、留学生、馬の調教師、葬儀社スタッフ……コロナ禍で働く77人の日記アンソロジー!!!

ミニスーパー店員……「お一人様一点限り」のトイレットペーパーをめぐって
四月七日(火) ピークは過ぎたと思うが、未だタイミングが悪いと入手するのに苦労する品ではある。うちの店も「お一人様一点限り」の制限付きだ。すると一人のお婆さんが、「友達が困っているから友達の分も買って行ってあげたい」とレジに来た。流石にルールを守らないわけには行かず、「申し訳ございません」と丁重にお断りした。お婆さんは12ロール入りのトイレットペーパーを1つだけ買って、店を出た。何だか申し訳なく思っていたのだが、すぐにお婆さんを追いかけた。

馬の調教師……無観客競馬でデビュー戦を迎える馬に寄り添う
四月一七日(金) 川崎競馬開催最終日 この日、自分の厩舎から競走馬としてデビュー戦を迎える仔がおり、オーナーさんも来場はされましたが、今開催は来場出来ても、普段は入れる僕らのゾーンやパドックなどには一切出入り禁止になっています。レース前のジョッキーとオーナーさんとの作戦会議や、レースの回顧など出来ず、仕方ないことですが、そういった楽しみも新型コロナウィルスの影響で奪われています。

専業主婦……退屈そうな息子、不安な日々にピリピリしている夫を力強く支える
四月二二日(水) テレビで人と密にレストランで食事する姿を見て、楽しそうで懐かしくて悲しくなった。夫が帰宅してすぐ手洗いうがいをしないので、注意をしたら逆ギレされた。夫への怒りおさまらず、夕食の用意を放棄しようかと思ったけれど、冷蔵庫の野菜が腐るし予算もない。何よりも夫の個人的外食も避けてコロナ感染のリスクを減らしたい。

ライブハウス店員……「わたしなんかが」という思いに変化が
四月二四日(金) お行儀の良い人間ではないから、おとなしくおうち時間はできないし、そもそも仕事をしないと、いまできることを続けないと、自分の生活どころかうちの店舗、うちの店舗どころか会社、会社どころか文化、エンタメ業界が死ぬらしい。わたしがいないと文化が死ぬことだってもしかしたらありえる気がしてきた。

葬儀社スタッフ……「父がコロナウイルスで亡くなったかもしれないのですが」
四月八日(水) 霊安室の隣の控室で会ったAさんは、背の高いまじめそうな中年の紳士だった。私が名乗ると少し安心した表情を見せた。「こういうの初めてなので……」とすまなさそうに言う。
(ええ、私も伝染病のケースは初めてなんです)と心の中で思ったが、そんな不安は悟られてはいけない。仮にコロナウイルスでなくても、肉親を亡くした遺族は、不安な気持ちで一杯なのだ。まずは安心させることだ。

この“生活”は誰かの“仕事”が支えている!

【数量限定サイン本】深夜ポンコツ

  • 著者:鈴木圭介
  • 装幀:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体1727円+税
  • 四六判並製/256ページ
  • 2020年5月30日 第一刷発行
  • 978-4-86528-275-7

涙なんかじゃ終わらない!!
フラワーカンパニーズ鈴木圭介の自意識爆発エッセイ集!


なんだか全力で生きたくなった、生きててよかったって言える日を僕も探したくなった。――山里亮太氏(お笑い芸人)

ライブにも行きたくないぐらいに絶望していたあの頃、どうしてもフラカンを生で見たくて、なけなしのお金でチケットを取った。(対談より)
――尾崎世界観氏(ミュージシャン)

暗さが明るさに、汚さが美しさになるような。この世界はなんと生きるに値するものなか説得されてしまう。(対談より)
――角田光代氏(小説家)

ウェブスター辞書あるいは英語をめぐる冒険

  • 著:コーリー・スタンパー
    訳:鴻巣友季子、竹内要江、木下眞穂、ラッシャー貴子、手嶋由美子、井口富美子
  • 装丁:松田行正+杉本聖士
  • 定価:本体2700円+税
  • 46判上製/360ページ
  • 2020年4月13日
  • 978-4-86528-256-6 C0080

池澤夏樹氏、阿部公彦氏、推薦!
知られざる英語辞書の世界とその秘密。


アメリカの伝統ある辞書出版社メリアム・ウェブスター社の編纂者が、「英語とは何か」にさまざまな角度から光を当てる14章。

“it’s”は文法的に「正しい」のか?
“nude”は「白人の肌の色」?
“marriage”は同性婚を含むのか?
“bitch”は女性蔑視か?
“OMG”は英語の退化?……

など、辞書編纂を通じて見えてくる英語の謎を、英語にまつわるトリビアや逸話も織り交ぜながら、専門的かつ軽やかな筆致で描き出す。
言葉の常識をひっくり返し、言葉と社会の繋がりを再発見する、普遍的なヒントがちりばめられた一冊。