その21(最終回) 東京オリンピック開催の是非と日本人の我慢の限界 2021.05.12 ×月×日 現在の最大の関心事は、東京オリンピックを開催するのか、どうかだ。日本のみならず世界中の注目を集めている。医師会と歯科医師会、菅首相と都知事、五輪担当大臣と都知事など、人事の軋轢や衝突が取り沙汰され、肝心の国民の安全がないがしろにさ …
その20 IOCと米巨大メディアグループの魑魅魍魎 2021.04.28 ×月×日 コロナワクチン接種の予約日がようやく3週間後に決まった。打ち終わるまでは安心できないけれども。高齢者の優遇枠のおかげだ。北野武氏は、町の中を飛び回っている若者へ先に接種したらどうだ、という意見らしい。これも一理あるだろうが、接種の …
その19 「新潮ジャーナリズム」を創った編集人 齋藤十一 2021.04.14 ×月×日 男子ゴルフのメジャー4大大会の一つ、マスターズ・トーナメントで、松山英樹選手が優勝した。日本人としてはもちろん、アジア人としても初めての快挙だ。競技が終了した後、キャディの早藤将太さんがピンをカップに戻し、キャップを取りコースに向 …
その18 チーズ、トマト、パスタが入った「洋風ちゃんこ」 2021.03.31 ×月×日 本来大阪で行われるはずだった大相撲春場所は、照ノ富士が賜杯と大関復帰を手にした。関脇の高安は初優勝の重圧に負けたのか、終盤で失速してしまった。番付でも実力でも勝って当然の相手に取りこぼしを重ねたのが痛い。精神面での成長が無いと、優 …
その17 「誤読」を指摘され、辞任した評者もいた 2021.03.17 ×月×日 旧知の童門冬二さんから送られてきた『小説 秋月鶴山──上杉鷹山がもっとも尊敬した兄』(PHP研究所)を読了する。窮乏に瀕した米沢藩の再興を果たした名君と称えられる上杉鷹山(治憲)を描いたベストセラー『小説 上杉鷹山』は、童門さんの …
その16 書評は文明批評であり、面白い読み物でなくてはならない(浦松佐美太郎) 2021.03.03 ×月×日 ノムさんこと野村克也(1935~2020)が亡くなって一年が経過した。大阪難波の大阪球場跡地の「なんばパークス」にある「南海ホークスメモリアルギャラリー」にノムさんのユニホームなど関連する遺品が展示されることになった。以前に紹介し …