【公募】現代俳句アンソロジーを刊行いたします!

ただいま弊社では、現代俳句のいまを切り取るアンソロジーの刊行を準備しております。
編者の佐藤文香さんから、みなさまへメッセージがございます!

4月某日。
左右社という出版社の人からのメールに「ぜひお会いしたい」と書いてあった。
社交辞令かなと思ってとくに返事もせず、ふつうに頼まれていた原稿を送ったら、
また「会いましょう」と言われた。
慌てて新宿で会うことにした。
若い人かと思っていたら、その人は、左右社の代表だった。


「佐藤さん、『桜前線』の俳句バージョンをつくりませんか」


……マジかよ。

昨年12月に刊行されて話題になっている、短歌の若手アンソロジー『桜前線開架宣言 現代短歌日本代表 Born after 1970』(山田航編著)の版元こそ、ほかならぬ左右社なのだ。
そのどピンクの表紙にハートを射抜かれ、
山田航氏による評に胸をバクバクさせ、
新鮮な短歌作品の数々に吹っ飛んだ方も多いことだろう。
「21世紀は短歌が勝ちます」というキャッチコピーを見て、
「21世紀、俳句は負ける気がしない」などと、勝手に考えていた。
こんな本が俳句でも出たらいいのに、と思った。

思ってはいたが、だからといって、簡単に「私がやります」とは言えなかった。
だって『桜前線』編者の山田さんは、誰に頼まれたわけでもなく「トナカイ語研究日誌」というブログで「現代歌人ファイル」を連載していたような人ですよ? 図書館の「あ」から順番に歌集を読んでくような人なんですよ? それにひきかえ私ときたら図書館に行くと気分が悪くなるような人間だし、評論の書けなさは俳句界随一、特技は飲み会の日程調整だ。

しかも、
俳句では『新撰21』(2009)、『超新撰21』(2010)、『俳コレ』(2011)(すべて邑書林刊)と、若手を集めたアンソロジーがすでに出ている。
これらと差別化しなくてはならない。
というか、私が読者なら、この3冊と比べて断然新しくないと読む気がしない。
「考えます」、と言って、その日は帰った。


私じゃできない。
でも。
私という人間は、面白いことをして新しいものを感じるために生きているのではなかったか。

どうすればいいか、考えた。
ひとりでできないから、論評の部分では信頼している人の力を借りよう、と思ったところで光が見えた。
能力のなさを工夫で補うことで、今までの俳句のアンソロジーとも『桜前線』とも違うアンソロジーにしてやればいいんだ。仕掛けを考えているうちに面白くなってきた。

これは、いける。


新しさの仕掛けのひとつとして、公募枠を設けることにした。
すでに『超新撰21』で2名の作家を募ったという取り組みがあるが、それより断然多い人数を私がひとりで選ぶつもりだ。
一緒に次の時代の作品をつくる、新しい作家を発掘したい。


そうです。
あなたの作品を、新しい俳句を、読ませてください。
できるだけたくさんの方にご応募いただきたく、
年齢的に該当しない方も、ぜひシェアをお願いいたします。

佐藤文香より
◉募集要項

応募条件 誕生日が1968年1月1日以降であること
     句歴、所属は問いません。

◉準備するもの
◯自選200句 
 ・所属結社等の方針に関わらず、自分らしい作品200句。入集が決まった場合、その作品を中心に、42句を佐藤が選びます。
 ・既発表のものを含めてかまいませんが、すでに句集を出版している場合、句集に含まれていない作品を30句以上入れてください。
 (句集に含まれている作品についてはわかるように記述をお願いします)
 ・作品は下記宛メールにてお送りください。
  docx推奨、A4ヨコ位置タテ書き、MS明朝12pt25行2段組(1ページ50句程度)(またはtxtでベタ打ち)でお願いいたします。

◯プロフィール 100〜200文字
 ・docxファイルの最後のページをお使いください。
 ・生年・著書・賞歴・所属は必ずお記しください。
 ・差し支えなければ、俳句を始めたきっかけ、普段のお仕事など、ご自身らしさがわかるポイントをお伝えいただければうれしいです。
 (入集が決まった場合、他の作家と体裁を揃えさせていただきますことをご了承ください)

以上を、メールに添付し、タイトルに「『Born after 1968 現代俳句日本代表』応募」と記入の上、〆切までにお送りください。

応募先メールアドレス:
kototsuji★sayusha.com 編集部東辻宛(←★を@に換えてお送りください)

〆切 2016年11月10日

みなさまのご応募、お待ちしております。
なお、本アンロソジーのタイトル案も募集しております。上記アドレス宛に、〆切日までにお送りください。採用された方には、完成した本書を1部差し上げます。年齢制限はございません、ステキなご提案をお待ちしております!