FIGARO JAPAN 12月号にて『〆切本』紹介

FIGARO JAPAN 2016年12月号のBOOKコーナーにて『〆切本』をご紹介いただきました。

「そこで、ともかく引き受けて、第一回分四十枚ばかりを書いた。結末はどうなるかという見通しは全然ついていないのである」。こう記したのは江戸川乱歩。物語のつかみを書くのがうまくなったのは、見切り発車で書いたおかげ。貧乏の原因は遅筆だと嘆いたのは谷崎潤一郎。向田邦子は締切りを過ぎてから書き出した。岡崎京子は、どうせ締め切りを守れないだろうと6日もサバを読まれていた。作家も人の子。のるかそるかの土壇場で、ため息交じりに本音が漏れる。締め切りをめぐる攻防は、弱音と強気がせめぎ合い、読めばなぜか勇気が出る一冊。

ありがとうございました! 『〆切本』は全国の書店にて大好評発売中です。