荒川洋治さんに『「生きよ」という声 鮎川信夫のモダニズム』を評していただいています

産經新聞2017年6月25日の読書欄で、詩人の荒川洋治さんによる、岡本勝人著『「生きよ」という声 鮎川信夫のモダニズム』の書評が掲載されています。

戦後詩の旗手、鮎川信夫(1920〜86年)はどのような意識で活動したか。その軌跡を多角的な視点で見つめる評伝だ。
(略)
「当時、黒田三郎と石原吉郎は、若い詩人たちからみると、人気を二分する存在であった」。当時とは1970年代のことだが、いまこのことばを理解できる人は少数だろう。こうした、少し前まであった現代詩の光景すらも失われていく時代に、本書は貴重な役割を果たしていると感じた。
(略)この評伝から多くのことを知ることができた。鮎川信夫という個別の詩人像だけではない。詩を読み、詩を大切にする人の気持ちが全編に感じとれるのだ。詩を書く人の生き方と、詩を読む人の生き方から、この一冊が生まれた。

ありがとうございます。