東京新聞に『RED ヒトラーのデザイン』の記事が掲載されました

著者・松田行正さんに東京新聞「my book, my story 私の本棚」のコーナーで『RED ヒトラーのデザイン』を紹介していただきました(2018年3月19日)。
 小さなころから、第二次世界大戦を扱った映画やドキュメンタリーをよく観ていました。当時はもちろん歴史的な経緯、理非曲直など知らず、まさにウォーゲームとして楽しんでいました。
 ところが、戦時中ではなく、ヒトラーの権力掌握後や、戦後の戦犯訴追に怯える元ナチを扱った映画にでてきた(カギ十字付きの)腕章やバナーの鮮烈な赤色に衝撃を受けたことがありました。
(中略)
 今回、「ヒトラーのデザイン」に焦点を当てた本を書こうと思い立ったとき、かつての衝撃を振り返って、当時のドキュメンタリーよりも、戦後ずっとつくられ続けてきた、ナチスを扱った映画を検証するのが一番手っ取り早く、いろいろなことがわかると感じました。
 そこで、数多くの関連映画を「デザイン」という観点から鑑賞し直し、興味深い点を探しました。そしてまとまったのが本書「映画で検証したナチスのデザイン論」です。
 ナチスのデザインの一つひとつはモダニズム・デザインによくあるものですが、感情を揺さぶる、官能性ともいえる何かがあり、その背後には信じられない残虐性も潜んでいました。その危ない官能性の解明は簡単ではなく、検証も道半ばです。
ありがとうございました!