「週刊読書人」に『吉田修一論』が紹介されました

陣野俊文さんに「週刊読書人」にて『吉田修一論』を紹介していただきました(2019年2月15日)。
たとえば吉田修一の複数の小説にあらわれる独特の不良文化について、酒井は、長崎の中学生・高校生の半分ぐれた感じが社会問題になった時期に吉田が思春期を迎えていた事実を重ね合わせる。そのうえで、「ヤンキー文化×ブルーカラーのネイティブ文化=エキゾチックなヤンキー文化」という見事な等式を導き出すのだ。半端なヤクザ者だけれど、どこか憎めない労働者が、確かに吉野の小説には多く描かれるが、その背景を長崎の教育風土から説明した文章は、見たことがない。
ありがとうございました!