斎藤美奈子さんに『ウェイリー版源氏物語』第4巻を書評していただいています
「週刊朝日」2019年8月30日号、文芸評論家の斎藤美奈子さんの「今週の名言奇言」で、『ウェイリー版源氏物語』第4巻を取り上げていただきました。
第4巻には「宇治十帖」の後半、光源氏の息子(実父は柏木?)とされるカオル(薫)を主役にした48帖「早蕨(ファースト・ハーブ)」から54帖「夢浮橋(ブリッジ・オブ・ドリームス)」までが収められている。章タイトルだけでもクスッとしちゃうが、そう、この訳書の特徴はカタカナを多用していることなのだ。おまけにカオルの一人称は「ぼく」。カオルの〈みごとな草食男子ぶり〉として「ぼくが、ウジに彼女を訪ねていたときのように。」という一言が紹介されています。ありがとうございます。 |