日経新聞文化面に古城俊秀さんの記事が掲載されました

 大分の絵はがきコレクター、古城俊秀さんの記事が、8月6日の日経新聞の朝刊文化面に掲載されました。
 40年以上にもわたる収集歴の最初の1枚、別府の隆盛ぶりを伝える大規模な木造旅館の絵はがき、軍港として栄えた一面をうつす遊廓や傷病兵の入院した病院の絵はがきなど、コレクションの一端を紹介しています。

 絵はがきコレクターは、ご当地の図案に向かうのが常。大分に生まれ育った私も、干支や乗り物、博覧会などトピック別に収集する一方、いつしか大分県下の様々な風景を収めた絵はがきを集めるようになった。
 中心は絵はがき黄金期と呼ばれる明治末期から大正初期の実逓はがき。別府は国内外から多数の観光客が訪れた場所だけに、絵はがきも日本各地、大陸や台湾、さらに軍艦の乗組員に差し出されたものもある。

 別府と大分間には1900年、総距離わずか6キロだが、日本最初の都市間連絡電車が開通している。その10年後に実逓された豊後仏崎に停車する電車の絵はがきは珍しく、お気に入りの1枚。ほかにも関西と別府を結んだ瀬戸内航路の商船や、かつて存在した当時日本一の大仏の絵はがきなど挙げればきりがない。

 自分の収集してきた絵はがきをベースに、ひとつの都市の歴史が体系的に語られていることに驚いた。コレクター冥利に尽きる。


 本書『絵はがきの別府』にも収録した、外国人の団体が砂湯を楽しんでいる絵はがきが挿絵写真で紹介されています。