神戸新聞に『翻訳問答』の短評が掲載されました。

神戸新聞2014年8月17日(日)付の読書欄に『翻訳問答 英語と日本語ったり来たり』の書評が掲載されました。

「赤毛のアン」「ロング・グッドバイ」「高慢と偏見」など、英文学の名作7編を取り上げ、作家と翻訳家が競訳した。例えば「distant smile」という語は、鴻巣訳では「よそよそしい笑み」、「片岡訳では「心ここにあらざる微笑」となり、勝訴湯意味合いが違ってくる。

対談では、翻訳の歴史や海外の状況、「透明な翻訳」という概念などについて縦横に語られ、興味が尽きない。翻訳とはかくも刺激的で創造的な行為であったかと、あらためて気付かせてくれる。

片岡さんが一定のペースで淡々とお話し、鴻巣さんが「え!いま何かとても深遠なことをさらりとおっしゃいましたね」と翻弄されるやりとりも、本書の読みどころのひとつです。