「婦人公論」に『翻訳問答』書評が掲載されています

発売中の「婦人公論」2014年11月7日号の本の紹介ページに、片岡義男+鴻巣友季子『翻訳問答』の書評が掲載されています。

原文、二人の訳文、そして対談という順序でまとめられている。英語に自信のある人なら原文からじっくりつきあい、そうでない人は対談部分だけ読んでも、充分おもしろい。
対談は、二人の立場の違いから論点が生まれている。たとえば「サックスで買ったブラウス」のサックスが高級百貨店であることを読者に伝えるべきか否か。また、原文の説明的描写がやたらに前後していてつながりが悪いとき、その悪文ぶりをそのまま(順序を整えずに)訳すべきなのかどうか。〈意味をとるか、簡潔さをとるか、トーンをとるか〉という「究極の選択」がリアルに論じられる。

本書のなかでも反響の大きかった部分のひとつ、「Holcomb」の訳し方については「原文の発音をあえて再現せず、地名の「不吉感」を出すカタカナ表現の魔法が使われたのを見て、胸がおどる」と書いていただきました。
ご紹介ありがとうございました!