サンデー毎日に『工作舎物語』の著者インタビュー掲載

「サンデー毎日」2015年2月1日号に、『工作舎物語 眠りたくなかった時代』の著者・臼田捷治さんのインタビューが掲載されています。

「創刊号は四谷にあった文鳥堂書店で平積みされていました。圧倒的な存在感に驚き、雑誌づくりへの狂おしいまでのパワーを感じました」

「『遊』が画期的だったのは、編集とデザインが一体化していた点です。ひとつの記事をどう見せ、他の記事とどう関連付けるかが考え抜かれている。工作舎では全員が編集者であり、デザイナーであり、さらには書店への営業も担当しています」

『遊』が注目されても工作舎の経営は厳しく、昼間は広告やPR誌などの外注仕事をこなし、夜になると本格的に自分たちの仕事にかかっていた。若いデザイナーたちは、不夜城の会社に連日泊まり込み、給料もはっきりしないまま働いていた。
「パンの耳をもらってきて食べたとか、トイレで眠ってしまったとか、強烈なエピソードがたくさんあります(笑)。しかし、彼らは報酬よりもっと大きなものを得ています。
たとえば、『遊』6号では執筆者ごとに色の異なる用紙を割り振るという、画期的なことをやっていますが、最近、祖父江さんがデザインした夏目漱石の『心』(岩波書店)では、章ごとに本文用紙が変えられています。工作舎で得たものを、自分のデザインとして確立していったのだと思います」

「工作舎の残した出版物は、いまなお、いや、いまよけいに輝いて見える」。
同感です。熱気溢れる時代をどうぞ感じてください!