朝日新聞「著者に会いたい」に佐川光晴さんインタビュー

朝日新聞2015年3月15日(日)付の「著者に会いたい」に、『主夫になろうよ!』を執筆された佐川光晴さんのインタビューが掲載されました。下記に抜粋いたします。

 主夫歴は20年以上。思春期の少年の成長を描いた『おれのおばさん』シリーズなどを手がける小説家が、家事や子育ての楽しみをつづった。北海道新聞に連載したコラム「主夫のつぶやき」や、妻や主夫との対談、2人の息子に一番人気のシャケチャーハンのレシピなどを収録。「幸せは比べるものじゃないし、家庭ごとに違っていい。主夫になりたい人はなればいいよ、楽しいことだから」。そっと背中を押してくれる。

 大学卒業後すぐに結婚。牛や豚を解体する屠畜(とちく)場で10年半働いた。帰宅して夕飯を用意し、幼い長男の相手をする日々。妻は小学校の教員だ。当時の経験を題材にした自伝的小説「生活の設計」で、35歳で作家デビューを果たす。その小説をノンフィクションに解きほぐし、『牛を屠(ほふ)る』(2009年)と本書になった。

 「僕のしたい生き方は全部、作品としてつながっている。子育ての中で小説ができていくのがうれしい」

 家庭内の「アンカー」を自負する。登山でメンバーの滑落を防ぐために安全を確保する役割。「困ったら助けるけど、まずは好きにやってくるといい」。不妊治療の末に授かった息子たちには、なにより自分の人生を生きてほしいと願う。

 「親の期待を体現したことに喜ぶのではなく、家事をしているとき、子どもがただごろごろしていられる時間を自分が作っていることに、男性ももっと喜びを見いだせるようになればいいですよね。親子の関係もずっと楽しくなると思います」
(文・竹内誠人 写真・早坂元興)


カバーを外すと、シャケチャーハンのレシピが隠れています。ぜひ佐川流レシピに挑戦してみてください。