『ハワイ、蘭嶼』、小野正嗣さんの撰書で「本で旅する世界の島」に。

管啓次郎著『ハワイ、蘭嶼[旅の手帖]』が、「島の休日」を特集にした雑誌「ミセス」(2015年7月号)に、小野正嗣撰「本で旅する世界の島」の1冊として選ばれています。

旅を、とりわけ島々を訪れる旅を語らせたら、この詩人の右に出る者はいない。詩人が訪れるのは、ハワイの島々、そして台湾の南端にある島、蘭嶼。鉱物や動植物を含む自然、街路の風景、料理の匂い、人々がまつ衣服が、忘れがたい声や表情で語りかけてくる。歩きながら、車や飛行機の窓から、スクーターの後ろから詩人が撮影した写真がすばらしい。しかも、島にまつわる神話や伝承、歴史、つまり「観光」によって隠された「地層」が見えるようになる。この本を手に島々を巡りたい。「地球という不思議な惑星の、すべての小さな場所が相互に響き合う」音が、光に満ちた詩人の声とともに聞えてくる。

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ほかには、リョサやナイポール、タブッキの作品が挙げられている魅力的なブックリストです。