『応答漂うモダニズム』書評が「建築技術」に掲載されました

発売中の「建築技術」2015年9月号に、槇文彦・真壁智治編著『応答漂うモダニズム』の書評が掲載されました。

槇文彦氏が雑誌「新建築」に発表した「漂うモダニズム」(2012年9月号)は、3.11を経験しこれからの建築を模索している状況に対し、モダニズム100年の歴史を透かしながら、建築の現在と明日を展望する壮大な論考であり、発表後多くの反響を呼んだ。真壁智治氏は建築議論のレベルを常態化させ、顕在化させて、その先に「建築批評」が復権すればよいというスタンスに立ち、槇論考を経由して各自の内なるモダニズムに向き合う立場・分野・世代が違う17名の応答者による応答集として本書を誕生させた。
モダニズムという一艘の舟が消失し、21世紀という大海原への漕ぎ出し方や泳ぎ方を一人ひとりが模索しなければならない時代を迎えている。大きなうねりになるのか小さなさざなみになるのかは予想できない状況の中を漂っているが、建築の新たな時代へ辿り着くことができるという希望のために本書をお薦めする。

ご紹介ありがとうございました!