『心をめぐるパラダイム』が紹介されています

発売中の「小説トリッパー」2016年春号で、西川泰夫著『心をめぐるパラダイム 人工知能はいかに可能か』が紹介されています。永江朗さんの連載「永江堂書店」の今回のテーマは「人工知能を考える10冊」。松尾豊『人工知能は人間を超えるか』、ジェイムズ・バラット『人工知能 人類最悪にして最後の発明』などとあわせて取り上げられています。
人工知能とは何か、どこからを人工知能というのか。そう考えたときのポイントの一つは「心の有無」だ。では心とは何か。西川泰夫『心をめぐるパラダイム』は心理学の歴史をたどりながら、この基本的かつ難しい問いを平易なことばで考える。アリストテレスにはじまり、スコラ哲学、デカルトの「心身二元論」、ホッブスの「心身一元論」。やがて近代科学の発展とともに、実験心理学が生まれパラダイムシフトをくり返しながら心理学は発展した。心は脳というコンピュータ上で走るソフトウエアだという考え方は人工知能研究の基礎となっている。しかし、私たちが「思う」「考える」という行為は、すべて「記号の処理操作」に還元できるのだろうか。

「指数関数的な速度で」進歩し続ける人工知能という科学技術は人類に何をもたらすのか。そのことを考えるとき、私たち自身はどのような仕組みをしているのか追求しつづけた心理学の歴史は、重要なヒントを示唆するのではないでしょうか。
ご紹介ありがとうございました。