与那原恵さんに『ウォークス 歩くことの精神史』をご紹介いただきました

発売中の「週刊ポスト」9月15日号にて、ノンフィクションライターの与那原恵さんに、R・ソルニット『ウォークス 歩くことの精神史』をご紹介いただきました。

歩く、とは何か。それは人に何をもたらしてきたのか。この壮大なテーマを、著者自身が歩き、体験したことも織り交ぜながら、縦横に思索する書である。
(略)
歩かなくなった人間は運動不足を痛感し、ルームランナーの力を借りる。ルームランナーの起源は、ロンドン郊外の刑務所に設置された「トレッドミル」(踏み車)だという。その目的は囚人の精神の矯正と運動のためであり、穀物の製粉などの動力として使用することもあったそうだ、この機械の単調さは囚人たちに精神的打撃を与えたとされるが、それは考えることを奪われた苦痛にほかならない。

アメリカの大都会、ガラス張りのビルの高層階から飛び出さんばかりに、窓際でルームランナーにいそしむ人びとの皮肉な姿を、ソルニットは、なんとも印象的に描いています。ご紹介、ありがとうございました!