畑中章宏さんに『ウォークス 歩くことの精神史』を評していただいています

産經新聞読書面(2017年9月24日)に、作家の畑中章宏さんによる、R・ソルニット『ウォークス 歩くことの精神史』評が掲載されています。

タイトルそのままに、ずいぶんと長い距離を、時間をかけて歩いていく本である。
二足歩行という人間に与えられた独特の移動手段について、改めて考えてみることなどたしかになかった。歩行や散策の効用ではなく、「歩く」ことそのものに意味を見つけ、精神史を描き出すことができるものか。著者はおそらく手探りで足を踏み出したことだろう。
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映画作家ヴェルナー・ヘルツォークが友人を見舞うためにミュンヘンからパリまでの数百マイルを歩いた旅や、現代美術家ソフィ・カルのベネチアでの尾行を主題にした作品といった、私にはなじみ深い作品が取りあげられているところにも共感した。
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著者の長い旅に、宮本常一をはじめとする日本の旅人の仕事を付け加えていくのも、また面白いかもしれない。

ありがとうございます!