永江朗さんによる、『ウォークス 歩くことの精神史』評が掲載されています

関西の地域誌「Meets Regional」2017年10月号で連載中の、永江朗さんの連載、「本のむこう側。」で、R・ソルニット『ウォークス 歩くことの精神史』が取り上げられています。題して「歩く。」。

歩いて楽しい街と、そうではない街がある。働くにはどっちでもいいかもしれないが、住むのなら歩いて楽しい街を選びたい。地域を活性化させようとするなら、まずは歩いて楽しい街にすることだ。
『ウォークス』には、歩くことと文化について、およそ考えられることのすべてが盛り込まれている。難点は厚くて重いこと。(略)

昔の人は歩くために健康を維持した。歩けなければ生きていけないから。ところが現代人は健康のために歩く。近年、ウォーキングエクササイズは一時の流行というより、すっかり定着した。でもジムでマシンの上を汗を流して歩くのは、なんかヘンだ。
(略)
日本の大都市郊外や地方に行くと、歩いている人をほとんど見かけない。誰もが軽自動車で移動している。歩くことを忘れた街に、未来はあるのだろうか。

あわせて、紹介されているのは『古地図で歩く大阪 ザ・ベスト10』と『芭蕉自筆 奥の細道』。ありがとうございました!