「詩と思想」に石田瑞穂さんによる『「生きよ」という声 鮎川信夫のモダニズム』書評が掲載されています

「詩と思想」2018年3月号に、詩人石田瑞穂さんによる、岡本勝人『「生きよ」という声 鮎川信夫のモダニズム』の書評が掲載されています。

岡本の慧眼は、『全否定の原理と論理』に代表される六〇年代後半から八〇年代にかけての鮎川信夫と吉本隆明の長大な対談と交渉史をたどることから、ふたりの詩人思想家におけるこれまで見えてこなかった影響関係に着目したことにある。(略)
鮎川と吉本の「訣別」は、後日、『鮎川信夫全集Ⅷ 鮎川信夫・吉本隆明全対談』を読むと、対立というより、おたがいの欠落に気づいて刺激をあたえあってゆくような、親密な豊かさに彩られている。その行間には、ふたりの単独の著作や発言からは聴こえてこなかった、おたがいを気づかう「生きよ」という声が谺している。

ありがとうございます。3冊の詩書の書評を兼ねたこのエッセイは「詩への巡礼」と題されています。