『3.11後の思想家25』信濃毎日新聞に書評掲載

 THINKING「O」の別冊、大澤真幸編著『3.11後の思想家25』が信濃毎日新聞2012年2月5日の読書欄で紹介されました。

 ルソー、カントからウルリッヒ・ベック、高木仁三郎、見田宗介まで思想家や学者25人を選び、東日本大震災後を考える上で、その言説がどのような価値を持つかを、それぞれの人物に詳しい識者が論じた。

 3.11後の混迷の渦中にある今、われわれに必要な洞察をもたらしうる英知は「学問や思想の歴史の中に必ずあるはず」と編著者は説く。屹立する思想の束の重みを受け取り、明日を生きるヒントにしたい。

とご紹介いただきました。89年の東西冷戦体制の終焉、95年の阪神大震災とオウム事件に比べ、不気味なほど人文社会の知は沈黙してしまっているのではないか、と語る大澤真幸さん。いま何かを語ることは不謹慎なのではないか、無力なのではないかという気持ちが働いている、と。しかしだからこそ、との思いで編まれた本書を是非手に取っていただければと思います。(T)