佐川光晴『静かな夜』、読売新聞文化面に短評

 2012年2月28日付読売新聞の文化面に、佐川光晴作品集『静かな夜』の短評が掲載されています。

 佐川氏の小説には、生活の中でいかにして人間が自分の足場を組み立ててゆくかへの関心がある。その原点が、若い頃の喪失と危機にあったことを改めて感じさせる。
 両作(中島京子『眺望絶佳』)とも、人間の小さな営みへの愛があった。

 本書には、「静かな夜」「崖の上」、友人を亡くした経験を持つ北大時代のことを描いた小説「二月」「八月」の4作品が収められています。