日経新聞夕刊で陣野俊史さんが『静かな夜』を紹介

 2012年3月16日の日本経済新聞夕刊読書面「目利きが選ぶ今週の3冊」のコーナーで、批評家の陣野俊史さんが佐川光晴作品集『静かな夜』を取り上げています。

 幸せな家庭に安穏と暮らしているはずだった主婦が夫と息子を失い、一人娘を抱えて生きていくことに……。保育園での付き合いの難しさに頷く人も多いかもしれない。

 表題作「静かな夜」では、不意に家族ふたりを失ったゆかりが、幼い長女穂乃香を抱え、暮らしはじめます。仕事への復帰、それにともなって穂乃香を駅前の保育施設に預け、そこで出会った若いママ・水原さん。ゆかりの悲しみをどこかに抱えたあたらしい生活が描かれます。