『安全で良質な食生活を手に入れる』書評掲載

 4月1日の日経新聞読書面に、放送大学叢書018、時子山ひろみ『安全で良質な食生活を手に入れる フードシステム入門』の書評が掲載されました。

 食の問題といえば、食の安全を想起する人が多いかもしれない。しかし、ほんの少し前まで、人々の関心の中心は食料不足の問題だった。
(略) 安全を考える以前に、絶対量の調達が困難な時代がさほど遠くない昔にあったことを、私たちは心に銘記しておくべきだろう。
 それからの変化は目覚ましい。その中でも著者が注目するのが、食の外部化、食の簡便化を後押ししている、調理せずに食べられる惣菜などの「中食」の拡大の動きである。
(略)
 もはや中食や外食抜きに私たちの生活は考えられなくなっている。その際、どうやって安全を担保したらよいのか。情報開示だけで十分なのか。読後に考えさせられる一冊だ。

 流通や消費、自給率、スローフードなどの食生活、放射能汚染。さまざまな食の問題を考える多くの方に手に取っていただければと思います。